ジブリ映画の名作ランキング|何度でも見返したい珠玉の作品を厳選

休日の午後にコーヒーを飲みながら懐かしいアニメ映画を楽しむ大人の後ろ姿 映画

ジブリ映画の名作ランキングは、1位『天空の城ラピュタ』、2位『もののけ姫』、3位『風の谷のナウシカ』です。

映画.comが2026年4月6日に更新した全27作品のランキングを軸に、TOP10だけでなく11~27位の見どころ、子ども向け調査との違い、ランキングを見る際の注意点まで整理します。映画.com+1

ジブリ映画名作ランキングTOP27とは?映画.comの全順位と集計方法

映画.com「本当に評価が高い『ジブリ作品』人気ランキング」で1位になったのは、『天空の城ラピュタ』です。

このランキングは映画.com作品情報に投稿されたユーザーの★評価を2026年2月13日時点で集計し、評価が同点の場合はレビュー件数が多い作品を上位とする方式です。特集ページの更新日は2026年4月6日となっています。映画.com

対象は、スタジオジブリ公式サイトに作品として掲載されている『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』までの27作品です。公式作品一覧でも同じ27作品を確認できます。スタジオジブリ

全順位はこちらです。

順位 作品名
1位 天空の城ラピュタ
2位 もののけ姫
3位 風の谷のナウシカ
4位 となりのトトロ
5位 千と千尋の神隠し
6位 火垂るの墓
7位 魔女の宅急便
8位 紅の豚
9位 耳をすませば
10位 On Your Mark
11位 かぐや姫の物語
12位 思い出のマーニー
13位 海がきこえる
14位 ハウルの動く城
15位 おもひでぽろぽろ
16位 平成狸合戦ぽんぽこ
17位 ホーホケキョ となりの山田くん
18位 風立ちぬ
19位 コクリコ坂から
20位 君たちはどう生きるか
21位 ギブリーズ episode2
22位 崖の上のポニョ
23位 借りぐらしのアリエッティ
24位 レッドタートル ある島の物語
25位 猫の恩返し
26位 劇場版 アーヤと魔女
27位 ゲド戦記

順位は映画.comが示した2026年2月13日時点の結果であり、特集ページにはランキング決定時点の全作品の具体的な評価点や総レビュー数までは示されていません。したがって、後日表示された評価値だけで当時の順位を再現するのは適切ではありません。映画.com

また、この特集ページには「PROMOTION」の表示があります。一方で、順位そのものについては「映画.com作品情報におけるユーザーの★評価で決定」と基準が明記されています。映画.com+1

ここはランキングを見るうえで大切なところです。

「誰が作った順位なのか」「何を基準に並べたのか」「いつの数字なのか」まで確認して初めて、ランキングの意味が分かるからです。

なお、『風の谷のナウシカ』は1984年公開で、スタジオジブリ設立前の作品ですが、現在のスタジオジブリ公式作品一覧に含まれています。そのため今回の27作品の対象にも入っています。スタジオジブリ


ジブリ映画ランキングTOP10の見どころは?1位ラピュタから10位まで解説

TOP10でまず目を引くのは、誰もが知る長編だけでなく、約7分の短編『On Your Mark』まで入っていることです。

単純な知名度ランキングではなく、映画.comユーザーの評価を基準にしたことで、少し意外な順位も生まれています。映画.com

1位『天空の城ラピュタ』|冒険映画としての分かりやすさが強い

1位は1986年公開の『天空の城ラピュタ』です。

パズーとシータが、飛行石と空に浮かぶ城ラピュタをめぐる争いに巻き込まれていく王道の冒険物語。空中海賊、飛行船、ロボット兵、地下坑道と、「次は何が起こるのだろう」と画面を追いたくなる仕掛けが続きます。

私がこの作品の強みだと思うのは、子どもには冒険、大人には働くことや欲望の物語として見えることです。

還暦を越えてから見返すと、少年少女だけでなく、炭鉱で働く人々やドーラ一家のたくましさにも目が向きます。

同じ映画なのに、年齢で目に入る人物が変わる。これが長く見返される作品の強さなのでしょう。

2位『もののけ姫』|簡単な善悪に分けない物語

2位の『もののけ姫』は1997年公開です。

森を守ろうとする側にも、鉄を作りながら生活を築こうとするタタラ場の人々にも、それぞれの事情があります。映画.comの特集でも、単純な勧善懲悪ではなく、異なる正義の衝突と共存が作品の重要なポイントとして紹介されています。映画.com

私は、40代、50代になってからこそ、この「どちらか一方だけを悪者にできない」という作りが身近になると思います。

仕事でも家庭でも、全員が自分なりの理由を持って動いていることがあります。アシタカが両者の間を歩く姿には、若い頃とは違った重さを感じます。

3位『風の谷のナウシカ』|恐れる前に理解しようとする

3位は1984年公開の『風の谷のナウシカ』です。

腐海や蟲を単なる敵として扱わず、ナウシカ自身が観察し、その仕組みを理解しようとすることが物語の大きな特徴です。

自然、人間、戦争、共生というテーマは重いのですが、飛行や追跡、戦いを含む冒険映画としての勢いもあります。

個人的には、「分からないものを怖がる前に、まず知ろうとする」という姿勢こそ、この作品が今も古びにくい理由の一つだと感じます。

4位『となりのトトロ』|見る年齢で主人公が変わる

4位の『となりのトトロ』は1988年公開です。

子どもの頃はメイやトトロ、ネコバスを追いかけていたのに、大人になるとサツキの頑張りや、姉妹を見守る父親、おばあちゃんの温かさが気になってきます。

映画自体は変わっていません。

見る側の人生が変わることで、別の映画のように見えてくる。ジブリ映画を何度も見返したくなる理由が、この作品にはとても分かりやすく表れています。

5位『千と千尋の神隠し』|大人には「初めて働く物語」にも見える

5位は2001年公開の『千と千尋の神隠し』です。

不思議な世界に迷い込んだ千尋は、油屋で働きながら周囲と関係を作り、自分で判断できるようになっていきます。

長く会社員をしてきた私には、千尋が「突然知らない職場へ入った新人」のようにも見えるんです。

最初から仕事ができるわけではなく、名前を呼ばれ、教えてもらい、失敗もしながら、自分の居場所を作っていく。

子どもの成長物語でありながら、仕事を経験した大人にも妙に実感のある作品です。

6位『火垂るの墓』|戦争だけでなく孤立を見る作品

6位は高畑勲監督の『火垂るの墓』です。

戦時下を生きる兄妹の悲劇を描いた作品ですが、映画.comの特集では、社会との関係を失っていく清太の「孤立」という角度からも紹介されています。映画.com

何度も気軽に見返すタイプの映画ではないかもしれません。

それでもTOP10に入っていることは、「楽しいから高評価」だけではなく、忘れにくい、考えさせられる作品も評価されていることを示しているように感じます。

7位『魔女の宅急便』|働き疲れた大人にも響く

7位は1989年公開の『魔女の宅急便』です。

故郷を離れたキキが知らない町で仕事を始め、少しずつ人とのつながりを作っていきます。公式作品情報では宮﨑駿監督、上映時間約102分とされています。スタジオジブリ

私は仕事に少し疲れた日に、この映画を見たくなります。

いつもできていたことが急にできなくなるキキの姿は、長く働いていれば一度くらい経験する「調子が出ない時期」と重なります。

元気を押しつけてくるのではなく、休みながら戻っていくところが優しいんですよね。

8位『紅の豚』|年齢を重ねるほど味が出る

8位『紅の豚』は、飛行艇の格好よさだけでなく、主人公ポルコが背負ってきた過去や人との距離感まで想像すると、ぐっと大人向けの映画になります。

若い頃は空中戦、年齢を重ねるとポルコやジーナの生き方。

同じケーキでも、子どもの頃は甘さを楽しみ、大人になると香りや苦みまで分かるようになるのに、少し似ています。

9位『耳をすませば』|「才能があるか分からない」人の物語

9位は近藤喜文監督の『耳をすませば』です。

スタジオジブリ公式では1995年公開、上映時間約111分。宮﨑駿が脚本・絵コンテなどを担当しています。スタジオジブリ

雫は、最初から自分の才能に確信を持っているわけではありません。

一度やってみて、自分がどこまでできるのかを確かめようとします。

私自身、副業で文章を書くようになってから見ると、この「まずやってみる」という不安が以前より身近になりました。

新しいことを始めれば、何歳でも初心者です。青春映画でありながら、大人の再出発にも似合う一作だと思います。

10位『On Your Mark』|6分48秒の短編がTOP10入り

10位は『On Your Mark』です。

スタジオジブリ公式によると、宮﨑駿が原作・脚本・監督を務めた6分48秒の作品で、1995年に『耳をすませば』と併映されました。スタジオジブリ

長編26本の中に混じって短編が10位に入ったのは、今回のランキングでも特に面白いポイントです。

上映時間や知名度ではなく、実際に評価を投稿したユーザーの満足度が順位に反映されたからこその結果と見ることができます。


11~27位のジブリ映画はどんな作品?全17作品をひとこと解説

「TOP27」と題するなら、10位まで紹介して終わりでは少し寂しいですよね。

そこで11~27位も、初めて見る人が選びやすいように、それぞれの特徴を短くまとめます。順位自体は映画.comの2026年2月13日時点のユーザー評価によるものです。映画.com

  • 11位『かぐや姫の物語』

高畑勲監督による、線が呼吸しているような独特の映像表現が印象的な作品です。「幸せとは誰が決めるのか」という問いまで見えてくる、大人にも重い一本です。映画.com

  • 12位『思い出のマーニー』

孤独を抱える少女・杏奈とマーニーの出会いを通じ、自分自身や家族との関係を見つめていく物語。静かな映画をじっくり味わいたい日に合います。映画.com

  • 13位『海がきこえる』

派手な冒険ではなく、学生時代の不器用な人間関係や距離感を描く青春作品です。大人になってから見ると「あの頃はうまく言えなかったな」と少し胸がくすぐられます。映画.com

  • 14位『ハウルの動く城』

老婆の姿に変えられたソフィーと魔法使いハウルを軸にしたファンタジー。恋愛だけでなく、自分の見方が変わることで人も世界も違って見える面白さがあります。映画.com

  • 15位『おもひでぽろぽろ』

大人になったタエ子が現在の生活と子ども時代の記憶を行き来します。仕事やこれからの生き方を考えたくなる年代には、じわじわ効いてくる映画です。映画.com

  • 16位『平成狸合戦ぽんぽこ』

タヌキたちの騒動を楽しみながら、開発と自然、変化する社会にどう適応するかまで考えられます。笑いとほろ苦さが同じ皿に盛られたような高畑作品です。映画.com

  • 17位『ホーホケキョ となりの山田くん』

山田一家の日常を軽やかに描きます。大事件が起きなくても映画になるという、高畑勲作品らしい面白さがあります。映画.com

  • 18位『風立ちぬ』

飛行機への夢を追う堀越二郎を主人公に、夢と仕事、時代の影を描いた宮﨑駿監督作。公式では2013年公開、上映時間約126分です。スタジオジブリ

  • 19位『コクリコ坂から』

昭和の横浜を背景に、高校生たちが学校の建物を守ろうとする青春物語です。古いものを残すか、新しく変えるかというテーマも、大人には身近に映ります。映画.com

  • 20位『君たちはどう生きるか』

2023年公開の宮﨑駿監督作。公式では上映時間約124分で、少年・眞人が不思議な世界へ踏み込んでいく物語です。スタジオジブリ

  • 21位『ギブリーズ episode2』

長編ファンタジーとは違い、働く人々の日常や小さな感情を独特の映像表現で描く作品です。ジブリの幅広さを知りたい人には面白い寄り道になります。映画.com

  • 22位『崖の上のポニョ』

宗介と魚の女の子ポニョを中心に、生命力あふれる世界を描きます。理屈よりも映像や動きそのものを楽しみやすく、小さな子どもと見る候補にもなります。映画.com

  • 23位『借りぐらしのアリエッティ』

小人の視点に立つと、普通の家や庭が巨大な冒険世界へ変わります。「小さな視点から日常を見る」という映像の楽しさが魅力です。映画.com

  • 24位『レッドタートル ある島の物語』

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督による約81分の作品。台詞に頼らず、無人島での人間と自然、人生の時間を描きます。スタジオジブリ

  • 25位『猫の恩返し』

猫の国へ迷い込んだハルを主人公にした、軽快で親しみやすいファンタジーです。重い作品を見る気力がない休日にも選びやすい一本です。映画.com

  • 26位『劇場版 アーヤと魔女』

ジブリ初のフル3DCG作品として作られ、したたかな少女アーヤが大人たちに向き合います。従来のジブリ作品とは見た目も主人公像もかなり違う一本です。映画.com

  • 27位『ゲド戦記』

宮崎吾朗監督の初監督作品。生と死、心の闇を扱うため、明るい冒険物語を期待すると印象が違うかもしれません。映画.com

順位が低いから「見る価値が低い」という意味ではありません。

むしろ11位以下には、一般的に思い浮かべる「ジブリらしさ」から少し外れた作品も多く、その違いを楽しめるかどうかで好みが大きく分かれそうです。


子ども向けジブリ映画ランキングと比べると何が違う?

子どもに勧めたい作品では『となりのトトロ』が1位となり、映画.comの評価ランキングとは順番が変わります。

株式会社ドリームプランニングが2024年7月17~24日に、エンタメ分野に関心のある503人を対象としてインターネット調査を行った結果では、1位『となりのトトロ』245人・48.7%、2位『千と千尋の神隠し』177人・35.2%、3位『魔女の宅急便』156人・31.0%でした。アニメボックス+2アニメボックス+2

映画.com上位7作品と比べると、こうなります。

作品 映画.com順位 子どもに勧めたい順位
天空の城ラピュタ 1位 4位・29.0%
もののけ姫 2位 7位・20.3%
風の谷のナウシカ 3位 5位・25.4%
となりのトトロ 4位 1位・48.7%
千と千尋の神隠し 5位 2位・35.2%
火垂るの墓 6位 6位・21.5%
魔女の宅急便 7位 3位・31.0%

『ラピュタ』は映画.com1位ながら、子ども向けでは4位。反対に『トトロ』は映画.com4位ながら、子ども向けでは1位です。アニメボックス+1

これは矛盾ではありません。

「自分が映画として高く評価する作品」と「子どもに勧めたい作品」では、そもそも選ぶ基準が違うからです。

小さな子どもと見るなら、分かりやすさや怖さの少なさ、キャラクターへの親しみやすさも大切になります。

一方で『もののけ姫』のように、大人には深く刺さる複雑な作品ほど、子ども向けという条件では順位を落とすことがあります。同調査では『もののけ姫』は102人・20.3%の7位でした。アニメボックス

ここで、調査数字の読み方にも注意が必要です。

公表記事には「インターネットによるアンケート調査」とありますが、検索できる調査概要部分では単一回答か複数選択かという回答形式までは明記されていません。しかも上位作品の回答数を足すと有効回答503人を超えるため、各割合を足して100%になる種類のデータではないと考えて読む必要があります。アニメボックス+2アニメボックス+2

ランキングは数字だけ見ると簡単ですが、「何を聞いた調査なのか」を見ないと意味を取り違えてしまいます。

映画.comランキングは「作品へのユーザー★評価」、503人調査は「子どもに勧めたい作品」。この二つは競争相手ではなく、別の物差しなのです。


なぜ昔のジブリ映画が上位?TOP10から見える3つの仮説

映画.comのTOP10では、9作品が1999年以前の作品で、8作品が宮﨑駿監督作です。映画.com+2スタジオジブリ+2

1980年代は『ナウシカ』『ラピュタ』『トトロ』『火垂るの墓』『魔女の宅急便』の5作品。

1990年代は『もののけ姫』『紅の豚』『耳をすませば』『On Your Mark』の4作品で、2000年代以降からTOP10入りしたのは『千と千尋の神隠し』だけです。

では、「昔のジブリほど優れている」と言えるのでしょうか。

私は、そこまでは言えないと考えています。

映画.comの特集ページでは評価方法と対象27作品は示されていますが、ランキング全体の評価者数や年代構成、作品ごとの視聴回数といった条件までは示されていません。映画.com

そのため旧作の強さには、少なくともいくつかの仮説を分けて考えた方がよさそうです。

一つ目は、長い年月による認知の蓄積です。

1980~90年代作品は公開から30年以上たっているものも多く、それだけ多くの人が作品と出会う時間がありました。長期にわたって繰り返し触れられてきた作品ほど、評価を投稿する人の母集団が厚くなっている可能性はあります。

二つ目は、世代による思い入れの影響です。

子どもの頃に見た作品を大人になって見返したとき、映画そのものの評価に思い出が重なることは珍しくありません。

ただし、これはあくまで仮説です。

ランキングのユーザー年代が公表されていない以上、「40代・50代の支持で昔の作品が上位になった」と断定することはできません。

三つ目は、何度見ても入りやすい物語構造です。

宮﨑駿監督作品には、『ラピュタ』の旅、『もののけ姫』の移動、『魔女の宅急便』の新しい町での生活など、主人公が別の場所へ入り、世界を広げていく作品が多くあります。

その「動き」が娯楽映画としての見やすさにつながっている可能性はあるでしょう。

一方、高畑勲監督作品には、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』『かぐや姫の物語』など、日常、社会、家族、生き方をじっと見つめる作品が目立ちます。映画.comではそれぞれ6位、15位、16位、17位、11位です。映画.com+3映画.com+3映画.com+3

私はこの違いを、優劣ではなく映画の「効き方」の違いだと思っています。

宮﨑作品が窓を開けて外へ連れ出してくれる映画なら、高畑作品は部屋の中に残って自分の暮らしを見つめさせる映画。

今日はどちらが必要なのか。

疲れ具合や気分によって、好きなジブリが変わってもいいのではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

考察・まとめ|ジブリ映画の名作は「順位」より見返した時の変化がおもしろい

ここからは、長年映画を楽しんできた一人の会社員としての私見です。

今回のランキングで一番興味深かったのは、1位が『ラピュタ』だったこと以上に、何十年も前の作品が今も上位を占めていることでした。

映画は公開された瞬間だけで価値が決まるものではありません。

10年、20年と時間がたった後、もう一度見たときにも何かが残る作品があります。

『となりのトトロ』なら、子どもの頃はメイと一緒に走り、大人になるとサツキの頑張りや父親の穏やかさを見る。

『魔女の宅急便』なら、若い頃はキキの独立を応援し、仕事を長く続けてからは「得意だったことが突然できなくなる怖さ」に気づく。

『紅の豚』なら、飛行艇だけを見ていた少年時代から、ポルコの過去や距離感を考える大人へ変わっていきます。

映画は同じなのに、見る自分が変わる。

私は、この仕組みがジブリ映画の強さの一つだと思っています。

そして今回、27位まで見直してみると、上位だけがジブリではないことにも改めて気づきました。

短編の『On Your Mark』、日常を描く『海がきこえる』、台詞に頼らない『レッドタートル』、3DCGの『アーヤと魔女』まで、同じ「ジブリ作品」という棚にかなり違う映画が並んでいます。

ですから、ランキングは通知表ではありません。

今の自分に合う一本を探すための地図くらいに考えるのが、ちょうどいいと思います。

冒険に浸りたいなら『天空の城ラピュタ』。

複雑な社会や人間関係を考えたいなら『もののけ姫』。

家族で穏やかに楽しみたいなら『となりのトトロ』。

仕事に少し息切れしているなら『魔女の宅急便』。

これから何かを始めようとしているなら『耳をすませば』。

静かに自分の人生を振り返りたいなら『おもひでぽろぽろ』もあります。

映画.comの2026年4月6日更新ランキングでは、1位『天空の城ラピュタ』、2位『もののけ姫』、3位『風の谷のナウシカ』、4位『となりのトトロ』、5位『千と千尋の神隠し』という結果でした。順位基準日は2026年2月13日です。映画.com

一方、2024年の503人調査で「子どもに勧めたい作品」を聞くと、『となりのトトロ』が48.7%で1位となりました。アニメボックス

つまり、「評価が高い映画」と「今見るのに合う映画」は必ずしも同じではありません。

休日に温かいコーヒーと小さな甘いものでも用意して、昔一度見たジブリ映画を選んでみてください。

画面の中の映画は昔と同じなのに、こちら側だけが少し変わっている。

その違いを見つける時間も、大人になってから映画を楽しむ小さなご褒美だと思います。


よくある質問

ジブリ映画名作ランキングの1位は何ですか?

映画.comが2026年4月6日に更新した「本当に評価が高い『ジブリ作品』人気ランキング」では、『天空の城ラピュタ』が1位です。

順位は2026年2月13日時点の映画.comユーザー★評価を基準に決められ、同点の場合はレビュー件数が多い作品が上位となります。映画.com

ジブリ映画ランキングは全部で何作品ですか?

今回の映画.comランキングは27作品が対象です。

スタジオジブリ公式サイトに掲載されている『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』までが対象と明記されています。映画.com+1

子どもと見るならどのジブリ映画がおすすめですか?

2024年に503人を対象として行われた調査では、1位『となりのトトロ』245人・48.7%、2位『千と千尋の神隠し』177人・35.2%、3位『魔女の宅急便』156人・31.0%でした。アニメボックス+2アニメボックス+2

年齢や怖い場面への感じ方には個人差があるため、実際にはお子さんの好みや年齢も考えながら選ぶのがおすすめです。

天水翔太(あまみずしょうた)

スイーツと映画を愛するのんびり副業ライター。普段は会社員として働きながら、休日には甘いものと映画を楽しんでいます。

専門家ではなく一人の映画好きとして、良いところも気になるところも素直に見つめながら、忙しい毎日の中でほっと一息つける作品との出会いをお届けします。