愛知・名古屋2026の車いすラグビーは、10月20日から23日までウィングアリーナ刈谷で開催され、日本・韓国・タイの3チームが優勝を争います。
日本は20日から22日までに予選4試合を戦い、23日13時には予選1位と2位による決勝が行われます。なお、当初予定されていた10月19日の試合は参加チーム減少に伴い、すべてキャンセルされています。2026年9月19日時点の最新日程を整理します。
愛知・名古屋2026車いすラグビーの日程はいつ?
車いすラグビーの競技日は2026年10月20日(火)から23日(金)までの4日間です。
愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会全体は10月18日(日)から24日(土)まで開かれますが、車いすラグビーは大会初日の18日から始まるわけではありません。
愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会は2026年9月17日、出場チームを日本、大韓民国、タイの3チームと発表し、最新の全対戦カードを公表しました。
2026年9月19日時点の日程は次のとおりです。
日付 開始時刻 区分 対戦カード チケットコード
10月20日(火) 10:00 予選 日本 vs 韓国 WRU02
10月20日(火) 13:00 予選 韓国 vs タイ WRU02
10月21日(水) 10:00 予選 日本 vs タイ WRU03
10月21日(水) 13:00 予選 日本 vs 韓国 WRU03
10月22日(木) 10:00 予選 韓国 vs タイ WRU04
10月22日(木) 13:00 予選 日本 vs タイ WRU04
10月23日(金) 13:00 決勝 予選1位 vs 予選2位 WRU05
出典は愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会公式が2026年9月17日に発表した「車いすラグビー 出場チーム及び対戦カードの決定について」です。
予選は3チームによる2回総当たりです。
日本は韓国と2回、タイと2回対戦し、韓国とタイも2回対戦するため、予選は合計6試合となります。その成績で1位と2位になったチームが23日の決勝へ進みます。
ここで観戦予定を立てる方に大切なのは、10月23日に日本が試合をすることは現時点では確定していないという点です。
23日に確定しているのは「予選1位対2位の決勝」であり、日本がそこへ進むかどうかは22日までの予選結果で決まります。
日程検索では「日本戦=20日、21日、22日」「23日=決勝進出時のみ」と分けて覚えておくと、予定を組みやすいでしょう。
なぜ10月19日の試合は中止?日程変更の経緯
今回の日程で最も注意したい変更点は、10月19日に予定されていた車いすラグビーの全試合がキャンセルされたことです。
愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会は2026年9月11日、参加チーム数が当初想定されていた4チームから3チームへ減少したため、試合数と競技スケジュールを変更すると発表しました。
変更内容は10月19日だけではありません。
- 10月19日:予定されていた試合をすべてキャンセル
- 10月20日:予選3試合のうち1試合をキャンセルし、時間も変更
- 10月21日:予選3試合のうち1試合をキャンセルし、時間も変更
- 10月22日:予選3試合のうち1試合をキャンセルし、時間も変更
- 10月23日:3位決定戦をキャンセルし、決勝の時間を変更
組織委員会は、競技内容の変更によってセッション自体がキャンセルされた一部チケットについて払い戻しを行うと案内しています。また、払い戻し対象のチケットを別の日程や競技へ振り替えることはできないとしています。
すでに10月19日のチケットを購入していた方は、大会公式チケット情報で対象セッションと払い戻し方法を改めて確認しておきたいところです。
日程変更の流れを時系列で見ると、情報が更新されてきた理由も分かりやすくなります。
日本車いすラグビー連盟(JWRF)は2026年7月9日、愛知・名古屋2026に向けた日本代表推薦選手12人を発表した時点で、大会期間を10月18日から24日とし、車いすラグビーについては「競技実施は5日間を予定」と案内していました。
その後、9月11日に参加チームが4チームから3チームへ減ったことによる日程変更が発表され、9月17日に日本、韓国、タイの3チームと具体的な対戦カードが確定しました。
つまり、以前の「5日間開催」という情報が単純な誤情報だったわけではありません。
大会準備段階の予定が、参加チーム確定に合わせて更新されたと理解するのが適切です。
スポーツ大会の日程を検索していると、数か月前の記事や古い予定表が検索結果に残ることがあります。
今回のように参加チーム数そのものが変わる場合は試合数や開始時刻まで動くため、現地観戦を予定する方は、2026年9月17日発表の最新対戦カードを基準にすることが大切です。
日本代表の試合はいつ?韓国・タイとの4試合に注目
日本代表の予選初戦は、10月20日(火)10時の韓国戦です。
その後、21日にタイ、韓国と続けて対戦し、22日に再びタイと戦います。
日本戦だけを整理すると次の4試合です。
- 10月20日10:00 日本 vs 韓国
- 10月21日10:00 日本 vs タイ
- 10月21日13:00 日本 vs 韓国
- 10月22日13:00 日本 vs タイ
特に日程上のポイントになるのが10月21日です。
日本は10時開始のタイ戦に続き、13時から韓国戦を戦います。開始時刻だけを比べると3時間差で2試合が設定されています。
また、日本対韓国は20日10時から21日13時まで約27時間、日本対タイも21日10時から22日13時まで約27時間で再戦となります。
この短い間隔は、今回の大会を見るうえで面白いところだと私は感じます。
同じ対戦を繰り返すだけではなく、1戦目で起きたことを2戦目でどう修正するかが見えやすいからです。
その視点を補う材料として、2025年11月の「WWRアジア・オセアニア チャンピオンシップ」の結果も参考になります。
この大会には日本、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、タイ、マレーシアの6チームが参加し、日本が1位、韓国が4位、タイが5位でした。
直接対戦では、日本が韓国に67―33、タイに54―28で勝利。韓国はタイに68―14で勝っています。日本は最終的に大会を制しました。
もちろん、これは2025年の大会結果です。
メンバーや状態、戦術は変化しますので、このスコアだけを2026年の結果へそのまま当てはめることはできません。
それでも、直近のアジア・オセアニア地域で3チームがどの位置にいたのかを知っておくと、今回の再戦で「以前と何が変わったか」を見る材料になります。
さらに日本は2026年8月17日から23日までブラジル・サンパウロで行われたWWR世界選手権で3位となりました。
予選を5戦全勝で通過し、準決勝ではアメリカに49―50と1点差で敗れましたが、3位決定戦ではイギリスに54―47で勝利しています。
World Wheelchair Rugbyが世界選手権後の2026年8月29日に更新した世界ランキングでは、日本が657.25ポイントで1位、韓国が108.38ポイントで16位、タイが75.00ポイントで17位です。
ランキングだけを見ると日本が上位にいますが、短期大会では順位表以上にターンオーバーをどれだけ抑えられるか、4人の組み合わせをどう使うか、同じ相手との再戦でどこを修正するかが重要になります。
過去のスコアを「今回も同じ結果になる」という予想材料にするより、相手が日本に対してどんな対応を準備してくるのかを見るほうが、今回の3チーム制ならではの楽しみ方でしょう。
日本代表推薦選手は12人
JWRFは7月9日、愛知・名古屋2026へ向けた日本代表推薦選手12人を発表しています。
0.5から3.5まで異なるクラスの選手が選ばれており、3.5には橋本勝也選手と洞皓貴選手、2.5には青木颯志選手、島崎瑛漣選手、西村柚菜選手、1.5には草場龍治選手、0.5には鈴木康平選手、山本卓矢選手らが含まれています。
ただしJWRFは、この12人について「日本代表推薦選手」と明記し、正式な日本代表選手は日本パラリンピック委員会の公式発表をもって決まると説明しています。
また、JWRFは9月15日、日本代表の橋本勝也選手が愛知・名古屋2026日本代表選手団の旗手に選出されたと発表しました。
日程だけでなく、出場メンバーの最終情報も大会直前に確認しておくと、現地で選手の役割を追いやすくなりそうです。
会場はウィングアリーナ刈谷|初心者が知りたい観戦ポイント
車いすラグビーの会場は、愛知県刈谷市のウィングアリーナ刈谷です。
JWRFが7月9日に発表した大会概要では、所在地を「愛知県刈谷市築地町荒田1」としています。
大会公式によると、ウィングアリーナ刈谷は刈谷市総合運動公園内にあり、メインアリーナ、サブアリーナ、プールの3つのゾーンで構成されています。
愛知・名古屋2026では、メインアリーナで車いすラグビーが実施されます。
この会場では2025年7月24日から26日に「JPSA設立60周年記念 2025 ジャパンパラ 車いすラグビー競技大会」も行われています。JWRFの国際大会・代表スケジュールにも、2025年のジャパンパラ会場としてウィングアリーナ刈谷が記録されています。
本番で初めてこの競技を受け入れる会場ではなく、前年にも車いすラグビーの大会で使われた舞台というわけですね。
現地へ行く方は試合時刻だけでなく、アクセスや交通情報も直前に確認しておくと安心です。
大会公式の会場ページにはアクセス情報と周辺交通情報の案内が用意されています。大会までに情報が更新される可能性もあるため、古い移動計画だけを頼りにせず、観戦前に公式案内を見直しておきましょう。
初心者は「40秒」と4人の組み合わせを見る
日程記事ですのでルール説明は必要なところだけに絞りますが、初めて見る方は「40秒」と「4人の組み合わせ」を知っておくと試合の流れがかなり分かりやすくなります。
車いすラグビーはコート上で1チーム4人がプレーし、ボールを保持した選手の競技用車いすの2つの車輪がトライラインを越えると得点になります。大会公式もこの基本ルールを案内しています。
World Wheelchair Rugbyの2026年国際ルールでは、試合は8分間を4ピリオドで行います。また、ボールを保持したチームは40秒以内にトライを決めなければならず、時間内に得点できなければバイオレーションとなります。
残り時間が少なくなった場面で攻撃が急に慌ただしく見えたら、この40秒を意識すると状況を理解しやすくなります。
もう一つ重要なのがクラス分けです。
選手には0.5から3.5まで0.5刻みで7段階のスポーツクラスがあり、通常、コート上の4選手の合計ポイントは8.0以下に収める必要があります。
2026年ルールでは女性選手について加算枠が設けられており、0.5〜1.5クラスの女性選手1人につき0.5ポイント、2.0〜3.5クラスの女性選手1人につき1.0ポイントを8.0ポイントの上限に加えることができます。
ここは以前の一律0.5ポイントというルールから変わった部分なので、古い解説を読んだことがある方ほど注意したいところです。
単純に高いポイントの選手を4人そろえればよいわけではありません。
低いポイントの選手が相手の進路を封じ、高いポイントの選手がスペースを使ってボールを運ぶなど、4人の構成そのものが戦術になります。
今回の予選では同じ相手と2回戦います。
1戦目ではボールを持つ選手を中心に追い、2戦目ではボールを持っていない選手がどこで相手を止めているのかを見るだけでも、試合の見え方が変わってくると思います。
3チーム2回総当たりをどう見る?筆者の考察と見通し
今回の日程変更で、私は「試合数が減った大会」より「再戦の意味が大きくなった大会」として見ると面白いのではないかと考えています。
当初4チームだった参加枠が3チームになり、10月19日の試合と23日の3位決定戦がなくなりました。観戦機会そのものが減ったことは事実です。
一方、3チームによる2回総当たりになったため、日本、韓国、タイはそれぞれ同じ相手と短期間で再戦します。
特に日本は韓国、タイとも初戦から約27時間後に2度目の対戦を迎えます。
ここで注目したいのが「修正力」です。
2025年アジア・オセアニア選手権では日本が韓国に67―33、タイに54―28で勝っていますが、その後、各国には2026年大会へ向けて準備する時間がありました。
韓国は2025年大会で日本戦に敗れた一方、タイ戦では68―14で勝利しています。
過去の点差を見るだけなら力関係が見えたように感じますが、今回の大会で本当に見たいのは、その過去を踏まえて韓国とタイが日本への守り方やボール運びをどう変えてくるかです。
日本側も同じです。
8月の世界選手権では予選を5戦全勝で突破しながら、準決勝ではアメリカに49―50の1点差で敗れています。世界ランキングは8月29日時点で1位ですが、世界選手権の優勝はアメリカでした。
この結果からも、ランキングの数字と一試合の勝敗は同じものではないと分かります。
だからこそ今回も「日本は世界1位だから結果は決まっている」と見るのではなく、ターンオーバーの数、ラインアップの入れ替え、相手の守備を外す動きなど、試合の中身を見たいところです。
私は特に10月21日を大会の流れを見る日として注目しています。
日本は10時にタイと戦い、13時には韓国と対戦します。
午前の試合と午後の試合で同じ4人を長く使うのか、違うポイント構成を試すのか、攻守の役割をどう変えるのか。
実際の起用は当日にならなければ分かりませんが、車いすラグビーではコート上の合計ポイントという制約があるだけに、「誰が出るか」だけでなく「誰と誰を一緒に出すか」が見どころになります。
7月9日に発表された日本代表推薦選手12人を見ると、0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、3.5と複数のクラスから選手が推薦されています。
これだけポイント帯に幅があると、同じ4人を固定するのではなく、相手や時間帯に応じて複数の組み合わせを考える余地があります。
初心者の方は難しく考える必要はありません。
1戦目で「この4人の並びが多かったな」と覚えておき、再戦で顔ぶれが変わったら、「何を変えようとしているのだろう」と見るだけでも十分です。
また、今回の日程変更そのものにも大規模スポーツ大会を見るうえでの大切なポイントがあります。
7月9日時点では5日間の競技予定、9月11日に3チーム化と日程変更、9月17日に最終的な3チームと対戦カードが発表されました。
大会情報は一度発表されたら固定されるものではありません。
参加状況や運営上の事情で更新されることがありますので、遠方から出かける方ほど、前日や当日に開始時刻、会場アクセス、チケット情報を公式発表で確認することをおすすめします。
せっかく楽しみにしていた一日ですから、会場に着いてから「保存していた予定と違った」と慌てるより、日程だけは先にすっきり整理しておきたいですね。
まとめ|車いすラグビーは10月20日から23日まで
愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の車いすラグビーは、2026年10月20日(火)から23日(金)まで、ウィングアリーナ刈谷で開催されます。
出場は日本、韓国、タイの3チーム。20日から22日まで2回総当たりの予選6試合を行い、23日13時から予選1位と2位による決勝が予定されています。
当初予定されていた10月19日の試合は、参加チームが4チームから3チームへ減ったことに伴ってすべてキャンセルされました。23日に予定されていた3位決定戦もなくなっています。
日本は20日10時の韓国戦を皮切りに、21日にタイ、韓国、22日にタイと対戦します。
2025年アジア・オセアニア選手権では日本が韓国とタイに勝利し、2026年8月29日時点の世界ランキングでも日本は1位ですが、今回の結果まで約束する数字ではありません。
むしろ同じ相手と約27時間後に再び対戦する日程だからこそ、1戦目から2戦目でのラインアップや守備、ボール運びの変化が大きな見どころになりそうです。
初めて見る方は40秒の攻撃時間と4人のポイント構成だけ覚えておけば、試合の奥行きもぐっと感じやすくなるでしょう。
よくある質問
愛知・名古屋2026の車いすラグビーはいつ開催されますか?
2026年9月19日時点の最新発表では、10月20日(火)から23日(金)までの4日間です。
大会全体は10月18日から24日までですが、車いすラグビーは20日から始まります。
日本代表の初戦と予選日程はいつですか?
初戦は10月20日(火)10時の韓国戦です。
21日10時にタイ、13時に韓国、22日13時にタイと対戦します。日本が23日に試合をするかどうかは、予選順位によって決まります。
車いすラグビーの決勝はいつですか?
決勝は10月23日(金)13時開始です。
予選1位と2位が対戦するため、出場国は予選終了後に確定します。当初予定されていた3位決定戦は、参加チーム減少に伴いキャンセルされました。
主な一次情報
本記事の日程と対戦カードは「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会公式・2026年9月17日発表」、日程変更と払い戻しは「同大会公式・2026年9月11日発表」を基準にしています。
日本代表推薦選手は「日本車いすラグビー連盟・2026年7月9日発表」、世界ランキングは「World Wheelchair Rugby・2026年8月29日更新」、競技ルールはWWRの2026年国際ルールを確認しています。
執筆:天水翔太

