映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』あらすじ・みどころ・解説・感想

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この記事では、1973年12月15日に公開された映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』の予告編

アンドルー・ロイドウェバーとティム・ライスのブロードウェイロックオペラから改作された「ジーザスクライストスーパースター」は、裏切り者であるユダイスカリオテの視点から、ジーザスクライストの最後の日々を描いた作品です。

イエスの追随者が増えるにつれ、ユダはイエスが誇大宣伝に陥り、イエスが神殿で爆発後、ユダはイエスを復活させます。

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』のあらすじ(ネタバレなし)

キリスト最後の七日間で、ローマの支配下にあるイスラエルでは、ローマ総督ピラト、ユダヤ教の大司教カヤパ、ユダヤの王ヘロデが勢力争いへと発展。

そんな情勢下の中、愛の教えを説いているジーザスが出現します。

ジーザスは数々の奇跡により、大衆を巻き込むが、「奇跡を起こす」というジーザスの噂が広まり、現実から離れていく心を悩ませされます。

そんな疲弊したジーザスを癒したのが、娼婦マグダラのマリアで、次第に疑念を抱き始めた弟子のユダがジーザスの存在が大きくなることを懸念します。

最後に晩餐会が開かれ、ジーザスの運命と時が訪れます。

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』の解説

名画「最後の晩餐」に残された物語を軸に、ジーザスクライストが1人の人間として神と大衆の間での苦悩を抱きながら、弟子の使徒ユダの裏切りによって最期を迎える展開です。

本作は、当時斬新な演出と音楽と歌曲で構成された傑作として、芸術的にも高く評価され、商業的にも大成功を収めたミュージカル映画です。

宗教を背景にした内容で一部の団体から批判を浴びたものの、第31回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされ、日本で1973年に上映公開されています。

また、1969年に発売された挿入歌「スーパースター」が収録されたサウンドトラックは、1971年ビルボード年間アルバム部門で1位を獲得しています。

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』のみどころ

聖書で受け継がれているストーリーを見事に映像化した大作で、1971年のブロードウェイの舞台公演後、世界各国でロングラン公園となったミュージカル公演の定番の元となった映画です。

主演者がそれぞれの役で歌い上げている躍動感のある表現と、宗教の新しい解釈を盛り込んだ展開が見どころです。

挿入歌の作曲を手掛けたアンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル作曲家としてのデビュー作で出世作になっています。

イスラエルを舞台に現地にある街並みや死海、砂漠をそのままにした背景を鮮やかに映し出された映像で描かれています。

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』の感想

ミュージカル映画が好きな人や信仰がある人におすすめの本作は、イエス・キリストの最期7日間を華麗なミュージカル映画です。

人間の様々な感情や表現が見事に表現された曲とダンスで宗教をテーマにした映画の中でも観やすかったです。

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』の登場人物・キャスト

映画の登場人物・キャストを紹介します。
イエス・キリスト:テッド・ニーリー
イスカリオテのユダ:カール・アンダーソン
マグダラのマリア:イヴォンヌ・エリマン
ピラト総督 :バリー・デネン
カヤパ:ボブ・ビンガム

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』のスタッフ

映画のスタッフを紹介します。
監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:ジュイソンとメルヴィン・ブラッグ
原作・作詞:ティム・ライス
作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー
撮影:ダグラス・スローカム
編集:アンソニー・ギブス
振付:ロブ・イスコーヴ