映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』あらすじ・みどころ・解説・感想

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この記事では、1988年8月5日に公開された映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』の予告編

宇宙から来た謎の巨大アメーバが、町を飲み込んでしまいます。ある日、隕石と共に飛来したアメーバが人間を栄養として大増殖するという作品です。

田舎町の森の中に火の玉が墜落することが始まりで、それを目撃したホームレスの老人が好奇心から現場に向かいますが、そこでアメーバ状の物体に腕を取りつかれてしまい、物語が始まります。

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』のあらすじ(ネタバレなし)

とある町で、隕石の落下と共にやってきたアメーバ状の物体。その物体が腕に取り付いてしまった老人を主人公が病院へ運びますが、老人は謎の物体に食い尽くされてしまいます。

初めは、それを信じてはもらえなかったけれど、次々に人を飲み込んでいって巨大化するアメーバ。その後、政府の科学調査団が救済に到着し、物体は宇宙からの飛来物だと説明。

実は、救済に来たのではなく、最近生物兵器を開発した張本人だということがわかります。

科学調査団に追われる主人公たちですが、謎の物体は科学チームをもってしても制御できない状態になっていて、それが寒さに弱いことに気づいた主人公たちは、物体を凍らすことを思いつきます。

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』の解説

伝説のアクションスター、S・マックィーンが主演した1958年の佳作SF映画「マックイーンの絶対の危機」のリメイク作品となります。

隕石と共に飛来しアメーバ状の物体が人間を飲み込んでしまうというアイデアを引き継ぎ、B級映画の香りも残しつつ、進化したFX技術で町を飲み込む大パニックを満点の迫力で描いています。

上映時間は95分で、日本でも公開されていて、主役のブライアン・フラッグを坂上忍さんが担当しています。

監督は、「マスク」のC・ラッセル。共同脚本のF・ダラボンも「ショーシャンクの空に」で映画で監督デビューを果たしています。

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』のみどころ

昔の作品のリメイクということで、「マックイーンの絶対の危機」の設定を引き継いで、さらにアメーバの動きの読めないドキドキ感を、最新の技術を使ってうまく表現しているところが見どころです。

敵がアメーバということで、見た目に特徴があるなどというのが難しいのですが、見ている人を飽きさせない、激しい動きやスリルを味わうことができます。

アメーバによって人間がいろいろな形で飲み込まれていく様子や、容赦なく小さな子供までが犠牲になってしまったりする、「誰が生き残るかわからない」というこの作品の最後が見えない部分というのが見どころです。

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』の感想

とにかく、謎の物体が人を取り込んでしまうという、まったく容赦のない様子が、見ていて圧倒されてしまいました。

一度見ると、かなり頭にこびりつき忘れられない映画です。アメーバという動きの読めないものが、次にどうなるのかがドキドキしました。

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』の登場人物・キャスト

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』の登場人物・キャストを紹介します。

メグ:シャウニー・スミス
ポール:ドノヴァン・リーチ
ブライアン:ケヴィン・ディロン
スコット:リッキー・ポール・ゴールディン
フラン:キャンディ・クラーク
ホームレス:ビリー・ベック

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』のスタッフ

映画『ブロブ/宇宙からの不明物体』のスタッフを紹介します。

監督:チャック・ラッセル
製作: ジャック・H・ハリス、エリオット・カストナー
撮影: マーク・アーウィン
編集: トッド・フォアマン、テリー・ストークス
音楽: ミヒャエル・ヘーニッヒ
脚本:チャック・ラッセル、フランク・ダラボン