2026年下半期の映画上映予定まとめ|7月〜12月公開作品を総チェック

2026年下半期の映画上映予定表を見ながら7月から12月に観たい作品を選ぶ映画ファンの後ろ姿 映画

2026年下半期の映画上映予定は、9月と12月に大型作が集中し、『オデュッセイア』は9月4日からIMAX先行上映があります。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

8月21日公開予定だった劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』は延期となるなど、8月16日時点で日程変更も出ています。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』

この記事では、2026年下半期の映画上映予定を探している方に向け、7月〜12月の邦画・洋画・アニメから主要な注目作を月別に整理します。

対象は、大型シリーズ作品、人気漫画・小説の映像化、著名監督・俳優の新作、主要配給会社が公開日を正式発表している話題作が中心です。すべての劇場公開作品を網羅した一覧ではありませんが、「この秋冬に何を観ようかな」と予定を立てるときの目安になる作品を選びました。

とくに押さえておきたいのは、9月4日から『オデュッセイア』のIMAX先行上映、9月11日に全国公開、12月18日に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『デューン 砂の惑星PART3』が同日公開という流れです。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開+2マーベル+2

公開日や上映形態は今後変更される可能性があります。この記事の情報は2026年8月16日時点で確認した内容を基準にしていますので、実際に映画館へ出かける前には作品公式サイトや劇場の上映スケジュールも確認してください。

2026年下半期の映画上映予定は?7月〜12月の主要作品一覧

まずは、2026年下半期に公開済み、または公開予定となっている主要な注目映画をカレンダーのように確認してみましょう。

今回の一覧では、単に「公開予定」とまとめず、公開済み・全国公開予定・IMAX先行上映・公開延期を分けています。映画の予定を立てるときは、この違いを見ておくと混乱しにくくなります。

公開日・期間 主な作品 8月16日時点の状況
7月3日 『トイ・ストーリー5』 公開済み
7月17日 『キングダム 魂の決戦』 公開済み
7月24日 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』 公開済み
7月31日 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 公開済み
8月7日 『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』 公開済み
当初8月21日 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』 公開延期・新日程未定
8月28日 『シェルター』 全国公開予定
9月4日〜10日 『オデュッセイア』 IMAX先行上映予定
9月11日 『オデュッセイア』『ルックバック』 全国公開予定
9月18日 『モネと時間旅行』『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』 全国公開予定
10月1日 『ディスクロージャー・デイ』 全国公開予定
10月2日 『ファーストボイス ー私たちの逆転裁判ー』 全国公開予定
10月9日 『DIGGER/ディガー』『汝、星のごとく』 全国公開予定
10月16日 『mentor』 全国公開予定
10月23日 『うるわしの宵の月』 全国公開予定
11月3日 『ゴジラ-0.0』 全国公開予定
11月6日 『男ともだち』 全国公開予定
11月20日 劇場アニメーション『魔法使いの夜』 全国公開予定
11月27日 『ワンダンス』 全国公開予定
12月11日 『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』 全国公開予定
12月18日 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』『デューン 砂の惑星PART3』 日米同時公開予定
12月25日 『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』『ジュマンジ/オープンワールド』ほか 全国公開予定

『オデュッセイア』については、9月11日の全国公開に先立ち、9月4日から10日までIMAXで先行上映されることが正式に発表されています。全国公開時にはIMAXのほか、Dolby Cinema、4DX、MX4D、35mmフィルムなど複数の上映形式が予定されています。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

これは2026年下半期の映画予定を考えるうえで、かなり大切な変更点です。「9月11日まで観られない」と思っている方でも、IMAX上映を選べば1週間早く鑑賞できる可能性があります。

反対に『TOKYO MER』は、当初予定されていた8月21日から公開延期となり、8月16日時点では新たな公開日は発表されていません。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』

映画の公開予定表は、カレンダーに印刷された祝日とは少し違います。決まった日付が後から動くこともあるため、「発表された日」と「現在有効な日」を分けて確認することが大切ですね。


7月〜8月の映画上映予定は?大型シリーズ公開と『TOKYO MER』延期に注意

2026年下半期は、7月からいきなり大型作品が続きました。

7月3日の『トイ・ストーリー5』を皮切りに、7月17日の『キングダム 魂の決戦』、7月24日の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』、7月31日の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』と、ほぼ毎週のように知名度の高いタイトルが並びました。

『トイ・ストーリー5』では、おもちゃたちの世界にタブレット「リリーパッド」が入り込み、おもちゃとデジタル機器という現代的なテーマが物語に持ち込まれています。

シリーズが長く続いてきたからこそ、「子どもの遊び方そのものが変わった時代に、おもちゃの物語をどう描くのか」という部分が興味深いところです。

公開後の数字も大きく、8月12日までの累計興行収入は110億7396万9300円、累計動員は792万5157人と発表されています。

昔から知っている作品が、ただ懐かしさだけに頼るのではなく、その時代の子どもたちに合わせてテーマを変えていく。長寿シリーズを見る面白さは、こういうところにもあると私は感じます。

7月17日の『キングダム 魂の決戦』では、山﨑賢人演じる信、吉沢亮演じる嬴政らが再び登場します。

『キングダム』のようなシリーズものは、観客側も登場人物との付き合いが長くなります。一本の映画を観るというより、「今年もあの世界へ戻ってきた」という感覚を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

そして8月7日には、『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。が公開されました。

2023年公開の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』につながる物語で、前作の出来事を経験した百合のその後が描かれます。

彰との別れから7年を経た百合は高校教師となり、過去を抱えながら日々を送っています。そこへ彰の面影を感じさせる青年・涼が現れ、物語が再び動き始めます。

前作を「戦時下の切ない恋の物語」として観た人にとって、今回はその後を生きる側の時間が焦点になるのがポイントです。

そして8月で最も大きなスケジュール変更が、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』です。

作品公式サイトは8月4日、熊本県で発生した地震を受け、諸般の状況を総合的に勘案し、8月21日に予定していた公開を延期すると発表しました。新たな公開予定は、決まり次第公式サイトや公式SNSで案内するとしています。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』+1

したがって、8月21日という日付をそのまま予定表に残しておかないことが大切です。

楽しみにしている作品ほど早めに予定へ書き込みたくなりますが、映画公開には変更もあります。こういうときは慌てず、新しい発表を待ちたいですね。

8月28日には、ジェイソン・ステイサム主演の『シェルター』が控えています。

スコットランド沖の孤島で暮らす元特殊部隊員マイケル・メイソンが少女ジェシーを救ったことから、封印していた過去と再び向き合うことになるアクション作品です。

派手なアクションだけでなく、傷を抱えた大人と少女の関係も物語の軸になる作品で、夏休み映画のにぎやかさが落ち着く8月末に、少し渋めの一本を観たい方には気になる存在でしょう。


9月の映画上映予定は?『オデュッセイア』IMAX先行と『ルックバック』『踊る大捜査線』

2026年下半期の映画予定で、最もスケジュールの組み方が面白い月のひとつが9月です。

最大の注目点は、クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』が、9月11日の全国公開に先駆けて9月4日〜10日にIMAX先行上映を行うことです。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

原作となるのは、古代ギリシャの英雄オデュッセウスの帰還を描いたホメロスの叙事詩。マット・デイモンがオデュッセウスを演じ、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンらが出演します。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

さらに作品公式では、長編映画として史上初となる全編IMAXフィルムカメラ撮影を大きな特徴として打ち出しています。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

ここで興味深いのは、単なる「特別上映」ではなく、公開戦略として1週間の時間差が作られていることです。

9月11日には是枝裕和監督の実写映画『ルックバック』も全国公開されます。

藤本タツキの漫画を原作に、藤野役を出口夏希、京本役を蒔田彩珠が演じる作品で、漫画を描く二人の少女の時間と関係を描きます。

全国公開日だけを見れば『オデュッセイア』と『ルックバック』は9月11日の同日公開です。

ただし実際には『オデュッセイア』のIMAX先行上映が1週間前から始まるため、大画面で早く観たい層を9月4日から先に取り込める日程になっています。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

私はここが、今年の映画予定の中でもかなり面白いところだと感じました。

IMAXで巨大な神話世界へ飛び込む観客と、是枝監督の人物描写をじっくり味わいたい観客では、求める映画体験がかなり違います。

つまり9月11日は単純な「大作同士の勝負」ではありません。PLFやIMAXを求める観客と、人物ドラマを求める観客が比較的棲み分けやすい組み合わせだと考えられます。

9月18日には、セドリック・クラピッシュ監督の『モネと時間旅行』と、『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!が公開されます。

『踊る大捜査線 N.E.W.』は9月18日公開が正式に案内され、織田裕二演じる青島俊作が新たな物語へ戻ってきます。公式情報では青島が捜査一課に着任することも明らかになっています。映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』公式サイト+1

1997年のテレビドラマから見てきた世代にとっては、作品の中の人物だけでなく、自分自身の年月まで一緒に振り返る映画になりそうです。

40代、50代の方なら、「あのころ自分は何をしていたかな」と、映画館を出たあと少し懐かしい気持ちになるかもしれませんね。

※画像はAIによるイメージ

10月〜11月の映画上映予定は?トム・クルーズ、恋愛映画、ゴジラ、アニメまで多彩

10月から11月にかけては、ひとつのジャンルが月を独占するというより、洋画大作、国内文芸映画、恋愛映画、特撮、アニメ、青春作品まで選択肢が一気に広がります。

10月1日は、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ディスクロージャー・デイ』。

気象キャスターのマーガレットと、サイバーセキュリティの専門家ダニエルが重大な機密情報に関わることから物語が展開するSF作品です。

スピルバーグ作品と聞くだけで身構える映画好きもいるでしょうが、未知の存在と人類という題材は、長年彼の映画を観てきた世代には特に気になるところでしょう。

10月2日は、綾瀬はるか主演の『ファーストボイス ー私たちの逆転裁判ー』。

1989年を舞台に、社会の中で声を上げる女性たちを描く作品で、ファーストサマーウイカ、松本穂香らも出演します。

そして10月9日は、9月11日とはまた違う意味で興味深い同日公開になります。

トム・クルーズ主演の『DIGGER/ディガー』と、横浜流星・広瀬すずW主演の『汝、星のごとく』が同日に並びます。

『DIGGER/ディガー』でトム・クルーズが演じるディガー・ロックウェルは、石油採掘会社を率いる人物。自らの行動によって大きな危機を招き、その後始末へ向かうという、従来の「最初から世界を救うヒーロー」とは少し違う役どころです。

監督はアレハンドロ・G・イニャリトゥ。

一方、『汝、星のごとく』は凪良ゆうの小説を原作に、横浜流星と広瀬すずがW主演。瀬戸内の島で出会う青埜櫂と井上暁海の長い年月を描き、監督は藤井道人です。

9月11日が「大画面型作品と人物ドラマ」という組み合わせなら、10月9日はさらに客層が分かれそうです。

スター俳優を中心とした洋画エンターテインメントを楽しみたい人と、日本の文芸作品で登場人物の人生に浸りたい人では、映画を選ぶ理由そのものが違います。

同じ公開日だからといって、必ずしも同じ客席を奪い合うとは限りません。

金曜の仕事帰りには『DIGGER/ディガー』で日常を吹き飛ばし、休日には『汝、星のごとく』を静かに観る。そんな二本立ての楽しみ方もできそうですね。

10月16日は磯村勇斗と末澤誠也がW主演する『mentor』、10月23日はやまもり三香の漫画を実写化した『うるわしの宵の月』が予定されています。

そして11月3日は『ゴジラ-0.0』

日本では11月3日に劇場公開されることが正式に案内されています。11月3日は1954年の第1作『ゴジラ』が公開された日でもあり、「ゴジラの日」として親しまれてきた日です。Godzilla+1

監督・脚本・VFXは山崎貴。前作『ゴジラ-1.0』に続く新作として、11月の映画館で大きな注目を集める一本になりそうです。Godzilla

11月6日は千早茜の小説を三島有紀子監督が映画化する『男ともだち』。

松岡茉優と成田凌が出演し、「恋人」という名前だけでは整理できない男女の関係を描きます。

11月20日はTYPE-MOON原作、ufotable制作の劇場アニメーション『魔法使いの夜』、11月27日は漫画を原作とする『ワンダンス』が続きます。

10〜11月を眺めていると、年末の大作ラッシュとは違って、自分の好みに合わせて一本を拾う楽しさがあります。

スピルバーグ、トム・クルーズ、日本の恋愛小説、少女漫画、ゴジラ、TYPE-MOON、ダンス青春映画。

少し大きめのスイーツビュッフェのようですが、全部をお皿へ載せる必要はありません。好きな味をひとつ、ゆっくり楽しむくらいが休日にはちょうどいいのです。


12月の映画上映予定は?『薬屋』『アベンジャーズ』『デューン』が年末に集中

12月は、2026年下半期の映画予定の中でも、映画館の大スクリーンを意識した作品が最も集中する月といえそうです。

12月11日には『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』が公開されます。作品公式では公開日を2026年12月11日と発表しており、劇場版のサブタイトルが「亡妃の秘宝」であることも明らかになっています。アニメ「薬屋のひとりごと」公式ポータルサイト+1

猫猫役は悠木碧、壬氏役は大塚剛央。物語の鍵を握る少年・沐清役として伊瀬茉莉也も参加します。

テレビシリーズを追ってきたファンにとっては、年末の大作ラッシュが始まる前に楽しめる大きなアニメ作品になりそうです。

そして12月18日が、2026年下半期最大級の映画公開日です。

マーベル・スタジオの『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、12月18日に日米同時公開。ロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥーム役でMCUへ戻り、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を手掛けたルッソ兄弟が監督を務めます。マーベル+1

長くMCUを観てきた人にとって、トニー・スタークを演じた俳優が別の重要人物として現れるというだけでも、かなり強い引力があります。

単なる「人気俳優の再登場」ではなく、その顔を観客がどう受け止めるのかまで含めて作品の話題になりそうです。

しかし、同じ12月18日には『デューン 砂の惑星PART3』も日米同時公開されます。公式サイトでも12月18日公開が案内され、シリーズの物語が完結へ向かいます。映画『デューン 砂の惑星 PART3』公式サイト

ここは9月11日とは条件が違います。

『オデュッセイア』と『ルックバック』は映画体験の方向性が大きく異なり、さらに『オデュッセイア』にはIMAX先行上映があります。

ところが12月18日の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『デューン 砂の惑星PART3』は、どちらも大画面・大音響で観たいと思わせやすい大型作品です。マーベル+1

そのため観客の時間だけでなく、IMAXなどプレミアム上映設備や大型スクリーンの編成でも存在感がぶつかる可能性があります。

もちろん実際の上映回数や使用スクリーンは各劇場が決めるため、現時点で「どちらが多くなる」とは断定できません。

それでも映画好きの立場から見ると、12月18日は「どちらを劇場の最も良い環境で観るか」という選択が生まれやすい日だと私は考えています。

映画館へ行ける日が限られている方は、作品名だけでなく、IMAXやDolby Cinemaなど希望する上映形式があるかを公開直前に確認しておくとよさそうです。

12月25日には、岡田准一主演の『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』が公開されます。公式サイトでも2026年12月25日公開と案内されています。SUKIYAKI 上を向いて歩こう

岡田准一が作曲家・中村八大、松坂桃李が作詞家・永六輔、仲野太賀が歌手・坂本九を演じます。

世界へ広がった「上を向いて歩こう」という歌が、どんな人々と時代の中から生まれたのか。

年末に家族や大切な人と観る作品として、巨大なSF映画とはまったく違う温度を持つ一本になりそうです。

同じ12月25日には『ジュマンジ/オープンワールド』も予定されており、クリスマス当日は日本の音楽を題材にした作品と娯楽性の高い洋画という、かなり対照的な選択肢になります。

※画像はAIによるイメージ

2026年下半期は何を観る?同日公開とIMAX戦略から見える3つの山場

2026年下半期の映画上映予定を整理してみて、私が面白いと感じたのは、単に作品数が多いことではありません。

9月11日、10月9日、12月18日では、同日公開の意味がそれぞれ違うのです。

まず9月11日。

全国公開では『オデュッセイア』と『ルックバック』が同じ日に並びますが、『オデュッセイア』には9月4日〜10日のIMAX先行上映があります。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

これは結果として、IMAXでいち早く観たい映画ファンを全国公開の1週間前から受け入れられる日程です。

作品の規模も方向性も違います。

『オデュッセイア』は全編IMAXフィルムカメラ撮影という劇場体験そのものを前面に出す作品。『ルックバック』は、漫画を描く少女たちの人生や感情をじっくり味わう作品です。

そのため9月11日は、単純な席の取り合いというより、観客が「今日はどんな映画体験をしたいか」で選びやすい日でしょう。

次が10月9日です。

『DIGGER/ディガー』と『汝、星のごとく』もジャンルと想定される楽しみ方がかなり異なります。

トム・クルーズという世界的スターを前面に出したエンターテインメントと、横浜流星・広瀬すずが演じる長い人生と愛の物語。

こちらも同日公開ではありますが、観客層が完全に重なるというより、気分や好みで選び分けやすい組み合わせだと考えられます。

そして最も興味深いのが12月18日です。

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『デューン 砂の惑星PART3』がともに日米同時公開されます。マーベル+1

この二本は9月11日の組み合わせとは違い、どちらも「できれば大きなスクリーンで観たい」と考える映画ファンが少なくないタイプの作品です。

ここでは観客の財布や休日だけでなく、映画館側の大型スクリーンやプレミアム上映枠をどの作品へ振り分けるかという点まで注目したくなります。

もちろん、具体的な上映回数やスクリーン編成は公開直前にならなければ分かりません。

それでも「同じ日に大作が二本ある」という事実だけを見るより、作品が求める上映環境まで考えると、12月18日の競合の強さは9月11日より大きい可能性があると私は考えています。

一方、映画館へ行く私たちにとっては、勝ち負けを決める必要などありません。

金曜夜にはマーベル、翌週には『デューン』。あるいは逆でもいい。

映画は試験ではありませんから、公開初日に全部観なくても大丈夫です。

ただ、IMAXなど希望する上映形式がある場合は話が少し変わります。大型作品が重なる週は上映回数が動く可能性もあるため、公開直前に劇場スケジュールを確認しておくほうが安心です。

もうひとつ、今回の一覧を作って改めて感じたのが、映画の公開情報には段階があるということです。

映画予定は、次のように考えると整理しやすくなります。

  • 「2026年公開」など公開年だけ発表されている段階
  • 「2026年秋」など季節・月まで絞られた段階
  • 具体的な全国公開日が正式発表された段階
  • IMAX先行上映など、上映形式ごとの日程が追加された段階
  • 公開延期や日程変更が発表された段階

『オデュッセイア』は全国公開日だけでなく、後からIMAX先行上映という新しい日程情報が加わりました。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

逆に『TOKYO MER』は、一度決まっていた8月21日という日付が延期によって使えなくなりました。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』

この違いを意識すると、「予定表には載っていたのに映画館でやっていない」という行き違いを減らせます。

私なら、まず「どうしても劇場で観たい作品」に印を付けます。

次に「IMAXなど上映形式までこだわりたい作品」と、「時間が合えば観たい作品」を分けます。

これだけでも予定はずいぶん楽になります。

毎日の仕事や家のことで少し疲れていると、休日まで予定をぎゅうぎゅうにすると、せっかくの映画が宿題のようになってしまいます。

スイーツだってショーケースの端から端まで全部食べなくても、お気に入りのショートケーキひとつで幸せになれます。

映画も同じです。

その半年に一本でも、「映画館まで行ってよかったなあ」と思える作品と出会えれば、それだけで十分なのではないでしょうか。


まとめ|2026年下半期の映画上映予定は9月の先行上映と12月18日に注目

2026年下半期の映画上映予定は、7月から12月まで邦画・洋画・アニメの主要注目作が幅広く並んでいます。

7月には『トイ・ストーリー5』『キングダム 魂の決戦』『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』などが公開され、8月には『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』が公開されました。

一方、8月21日公開予定だった劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』は延期され、8月16日時点で新公開日は未定です。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』

9月は日程の見方に注意しましょう。

『オデュッセイア』は9月4日〜10日にIMAX先行上映、9月11日に全国公開です。同じ9月11日には『ルックバック』、9月18日には『モネと時間旅行』『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が控えています。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開+1

10月は『ディスクロージャー・デイ』『ファーストボイス ー私たちの逆転裁判ー』『DIGGER/ディガー』『汝、星のごとく』『mentor』『うるわしの宵の月』とジャンル豊富。

11月は11月3日の『ゴジラ-0.0』をはじめ、『男ともだち』『魔法使いの夜』『ワンダンス』が続きます。『ゴジラ-0.0』は第1作『ゴジラ』と同じ11月3日に日本公開されます。Godzilla+1

そして12月は、11日の『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』、18日の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』『デューン 砂の惑星PART3』、25日の『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』などが予定されています。SUKIYAKI 上を向いて歩こう+3アニメ「薬屋のひとりごと」公式ポータルサイト+3マーベル+3

私が特に注目しているのは、9月4日の『オデュッセイア』IMAX先行上映と、12月18日の大型作品同日公開です。

前者は、大画面を求める観客を全国公開前から迎える珍しいスケジュール。後者は、大画面との相性がよい二つの大型シリーズが真正面から同じ日に並びます。

2026年下半期は、「どの映画が一番すごいか」を決める半年ではなく、「自分はいま何を観たいのか」を選ぶ楽しさが大きい半年になりそうです。

仕事帰りに派手な大作で頭を空っぽにする夜もあれば、静かな映画を観たあと喫茶店でコーヒーを飲みながら余韻に浸る休日もあります。

忙しい日々の中だからこそ、予定表を眺めながら「この一本の日だけは映画館へ行こうかな」と、小さな楽しみを先に置いておくのもいいものですよ。


よくある質問

2026年下半期でこれから公開される注目映画は?

2026年8月16日時点では、8月28日の『シェルター』、9月の『オデュッセイア』『ルックバック』『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』、11月の『ゴジラ-0.0』などが控えています。『踊る大捜査線 N.E.W.』は9月18日、『ゴジラ-0.0』は11月3日の公開予定です。映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』公式サイト+1

12月には『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』『デューン 砂の惑星PART3』『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』など、大型タイトルが続きます。SUKIYAKI 上を向いて歩こう+3アニメ「薬屋のひとりごと」公式ポータルサイト+3マーベル+3

『オデュッセイア』は9月11日より前に観られる?

はい。9月11日の全国公開に先駆け、9月4日から10日までIMAX先行上映が予定されています。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

先行上映を行う劇場などの詳細は公式発表を確認してください。全国公開後はIMAXだけでなく、Dolby Cinema、4DX、MX4D、35mmフィルムなど複数の上映形式も予定されています。映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開

『TOKYO MER CAPITAL CRISIS』は8月21日に公開される?

いいえ。2026年8月21日に予定されていた公開は延期されています。

作品公式サイトは8月4日に公開延期を発表しており、8月16日時点では新たな公開日は発表されていません。今後の日程は決まり次第、公式サイトや公式SNSで告知される予定です。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』

天水健三(あまみずけんぞう)

スイーツと映画を愛するのんびり副業ライター