映画『南極物語』あらすじ・みどころ・解説・感想

邦画

1983年7月23日に公開された映画『南極物語』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想を紹介します。

映画『南極物語』の予告編

昭和31年、極寒の地南極大陸へと、文部省に務める南極観察隊第1越冬隊が、南極観測船「宗谷」に乗って向かいます。

越冬隊は、数えきれないほどのトラブルや困難に直面しつつ、仲間と協力し合いながら、1年以上の南極生活を送ります。第2越冬隊へとバトンを渡すときに、運悪く悪天候に見舞われてしまった第1越冬隊は、、、

映画『南極物語』のあらすじ(ネタバレなし)

昭和31年、極寒の地南極大陸へ、文部省に所属する南極観察隊、第1次越冬隊が、海上保安庁が有する南極観測船、「宗谷」に搭乗し向かいます。

彼ら越冬隊一同は、数えきれないほどのトラブルや困難に直面しながらも、お互いに協力し合いながら、1年以上の南極生活を送ります。

翌年、第2越冬隊へとバトンを渡す時がやってきます。しかし、宗谷は長期間の悪天候に見舞われてしまい、南極への上陸を断念する羽目に陥ってしまいます。

撤退するにあたって、15頭の樺太犬が現地に残されてしまいます。果たして彼らの運命はどうなってしまうのでしょうか。

映画『南極物語』の解説

この映画は、実際に南極大陸へと残されてしまった犬、タロとジロが題材とされており、その実話と創作を織り交ぜて制作されました。

この映画の撮影は、北極大陸を中心に行われ、さらに少人数での南極ロケも実施しています。また、この作品は第1回ゴールデングロス賞最優秀金賞、マネーメイキング監督賞を受賞しています。

この映画は、実際に第1次観測隊に参加した村山雅美さんが監修を行なっており、さらに第1次観測隊のリーダーを務めた西堀栄三郎さんや、モデルとなった隊員の菊池徹さんが、資料提供などの点から撮影に協力しています。

映画『南極物語』のみどころ

この映画の見どころは、実話をもとにして描かれた感動のストーリーだと思います。フィクション映画よりもリアリティがあり、作品の世界へと飲み込まれてしまいそうになります。

子供の時に見るのと、大人の時に見るのでは、また違った印象を楽しめるのもこの作品の魅力だと思います。また、BGMも美しく、作品の魅力を増大させているように感じます。

映像や音楽へのこだわりがとても強く、満足感の高い作品になっていると思います。人間のように言葉を発することはできなくとも、自然の猛威へと立ち向かっていく犬たちの姿には注目です。

映画『南極物語』の感想

過酷な自然環境へと立ち向かっていく犬と人間たちの姿は本当にかっこよく、見ていて勇気をもらえます。この映画を初めて見た時、とても感動して涙が止まりませんでした。

俳優さんたちの圧巻の演技は必見です。是非見てみてください。

映画『南極物語』の登場人物・キャスト

映画『南極物語』の登場人物・キャストを紹介します。

潮田暁:高倉健
越智健次郎:渡瀬恒彦
小沢大:岡田英次
北沢慶子:夏目雅子
志村麻子:萩野目慶子

映画『南極物語』のスタッフ

映画『南極物語』のスタッフを紹介します。

製作:南極物語製作委員会(フジテレビジョン、学習研究社、蔵原プロダクション)
配給:日本ヘラルド映画、東宝
製作者:古岡滉、鹿内春雄、蔵原惟繕
企画:角谷優、蔵原惟二
製作指揮:日枝久
チーフプロデューサー:貝山知弘、田中寿一
プロデューサー:森島恒行、蔵原惟二
製作コーディネーター:村上七郎
監督:蔵原惟繕
脚本:野上龍雄、佐治乾、石堂淑朗、蔵原惟繕
音楽:ヴァンゲリス