この記事では、2011年9月9日に公開された映画『嵐が丘』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『嵐が丘』の予告編
ヨークショーの人里離れている荒野に建つ「嵐が丘」が舞台となります。この館の主人に拾われて、館に連れてこられたヒースクリフの復讐のストーリーになります。
主人公のヒースクリフは、娘のキャサリンと仲良くなります。ですが他の家族からは疎まれてしまいます。成長をしたヒースクリフは家族に復種を始めることになります。
映画『嵐が丘』のあらすじ(ネタバレなし)
「嵐が丘」という館が舞台となります。この館の主人のアーンショーが外出先で一人の男の子に出会い連れ帰ってきます。そこで、ヒースクリフと名付けられ生活をしていきます。
その館の主人の娘でキャサリンという名前の少女と仲良くなっていきますが、他の家族からは嫌われていました。
大人になったヒースクリフは、復讐をするために立ち上がります。
そして、幼いころは仲良く過ごしていたキャサリンとも、大人になるとそれぞれの身分の違いから、自分の恋が実らないことがわかり、どんどんと心に闇がやってきて、負の感情に支配されてしまいます。
映画『嵐が丘』の解説
2011年9月9日にトロント映画祭で公開されました。上映時間は、2時間8分で、ロマンス・ドラマのジャンルになります。
エミリー・ブロンテが1847年に発表している小説の映画化になります。アンドレア・アーノルドが監督を務めています。
第68回ヴェネツィア国際映画祭で最優秀作品賞を受賞しており、コンペティション部門ノミネート作品となっています。
何度も映画化されている作品ですが、初めて黒人俳優がヒースクリフを演じたことで話題となりました。監督のアンドレア・アーノルドは、イギリスの映画監督でもあり、元俳優として活躍していました。
映画『嵐が丘』のみどころ
主人公のヒースクリフや、館の娘のキャシーが、自然の中で無邪気に遊んでいる姿が、とても自然な雰囲気で、表情や振る舞いなどが、とても魅力的なのが見どころとなっています。
少年少女だったのが、少しずつ心も体も成長していき、お互いに大人になっていく姿を描いていて、その様子がしっかりと表現されています。
主人公のヒースクリフが、黒人の方であることと、少年の時のヒースクリフを演じているのが、無名の少年ということで、その演技もみどころとなっています。
大人になり、復讐を考えているヒースクリフの心の動きや、葛藤などがとても引き込まれる部分になります。
映画『嵐が丘』の感想
とても深いテーマで、考えさせられる部分が多くありました。
何度も映画化がされているほど有名な作品ということで、それほどまでに多くの人に愛されている作品のため、内容もとても濃いと感じます。
恋や、差別、などのテーマがあり、自分だったらどうするだろうなどと、考えるポイントがたくさんありました。
映画『嵐が丘』の登場人物・キャスト
映画の登場人物・キャストを紹介します。
ヒースクリフ:ジェームズ・ハウソン
ヒースクリフ(少年):ソロモン・グレイヴ
キャサリン:カヤ・スコデラリオ
キャサリン(少女):シャノン・ビアー
エドガー・リントン:ジェームズ・ノースコート
映画『嵐が丘』のスタッフ
映画のスタッフを紹介します。
監督:アンドレア・アーノルド
脚本:アンドレア・アーノルド、オリヴィア・ヘトリード
製作:ロバート・バーンスタイン、ケヴィン・ローダー、ダグラス・レイ
撮影:ロビー・ライアン