映画『エデンの東(1955)』あらすじ・みどころ・解説・感想

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この記事では、1955年10月4日に公開された映画『エデンの東(1955)』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『エデンの東(1955)』の予告編

孤独な青年を中心に描かれた人間ドラマで、父と母が離婚していたり、本当は生きているのに母が亡くなっていると聞かされて主人公は育ちます。

家族の在り方や葛藤などを描いていて、特に男同士の親子関係の難しさを実感してしまう作品です。素直になればよいのになかなかできない、そんなジレンマに共感する内容になっています。

映画『エデンの東(1955)』のあらすじ(ネタバレなし)

キャルは父から愛されてはいないと悩んでいます。彼は死んだと思っていた母と出会うことになりますが、彼女は酒場で働いていました。

彼は父と衝突する日々を送っていますが、父は事業に失敗してしまいます。彼は父を助けようと、母に助けを求めるのでした。

親子関係は今後どうなるのか、二人は和解することができるのか興味深々です。旧約聖書をモチーフした作品になっていて、彼と兄弟についての関係も描かれています。

家族のあるべき姿とは何かを考えさせてくれる作品です。ディーンの魅力が満載の映画になっていて、当時たくさんの女性はもちろん男性の心もつかみました。

映画『エデンの東(1955)』の解説

音楽の人気が高く、いろいろなシーンに使われるようになります。ディーンは父役の俳優からわざと嫌われようとして、横暴な態度をとっていたそうです。

彼は当時まだ新人でしたが、この作品をきっかけにスターに昇っていきます。親子の絆が描かれていて、いろいろなトラブルに巻き込まれますが、結局家族なんだなあと感動してしまうでしょう。

それぞれには正義があったり、主義・主張があるのでそれを曲げず押し通そうとすることによって、さまざまな亀裂を生むようになります。

自分自身を変えるということはなかなか簡単ではないことが分かります。

映画『エデンの東(1955)』のみどころ

あまり自分の意見に固執しているとトラブルを引き起こすということを学ぶことができる映画です。各キャラクターにはそれぞれ考えや正義があるのですが、なかなかうまく掛け合いません。

ディーンの魅力がたくさん詰まった作品になっていて、特にファッションなどは今でもおしゃれでクールな感じです。彼のけなげな姿には感動することが多く、純粋すぎるあまり自分や周りを傷つけることになるのが皮肉な展開です。

戦争という状況の中で、家族の微妙な関係が丁寧に描かれている内容になっています。彼は孤独な演技が似合う俳優で、短命だったことは残念です。

映画『エデンの東(1955)』の感想

家族のストーリーが描かれていて、それぞれの立場による考え方などを把握することができます。

家族の在り方は簡単なようで難しく、もう少しみんな素直だったり、難しく考えなかった方が温和な関係を築けていたのかもしれません。

映画『エデンの東(1955)』の登場人物・キャスト

映画『エデンの東(1955)』の登場人物・キャストを紹介します。

ケイレブ(キャル)・トラスク:ジェームズ・ディーン
アブラ:ジュリー・ハリス
アダム・トラスク:レイモンド・マッセイ
ケート:ジョー・ヴァン・フリート
アーロン・トラスク:リチャード・ダヴァロス

映画『エデンの東(1955)』のスタッフ

映画『エデンの東(1955)』のスタッフを紹介します。

監督:エリア・カザン
脚本:ポール・オズボーン(英語版)
原作:ジョン・スタインベック「エデンの東」
製作:エリア・カザン