X (旧Twitter) を利用していて、「このツイート、センシティブな内容が含まれている可能性があります」という警告表示を見たことはありませんか? あるいは、ご自身の投稿にこの警告が表示されてしまい、「どうすればいいんだろう?」「なぜこんな表示が出るの?」と疑問を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
X (旧Twitter) の「センシティブ」設定は、アカウントのプライバシーを守り、X (旧Twitter) 上に流れるコンテンツを適切に表示するために非常に重要な機能です。しかし、その仕組みや設定方法が少し分かりにくいと感じることもあるでしょう。
ご安心ください! この記事では、X (旧Twitter) のセンシティブ設定について、皆さんが抱えるであろう疑問に寄り添いながら、その意味から、設定の変更方法(オン/オフ)、表示を解除するコツ、PCとスマートフォンそれぞれの具体的な手順、そしてサブアカウントでの注意点まで、必要な情報を分かりやすく、そして丁寧にご説明していきます。
この記事を読めば、あなたがX (旧Twitter) をより安全に、そして快適に利用できるようになるための知識がきっと得られるはずです。さあ、一緒にセンシティブ設定の疑問を解消していきましょう!

1. X (旧Twitter) の「センシティブ設定」とは?その基本を理解しよう
まずは、X (旧Twitter) における「センシティブ設定」がどんな機能なのか、その基本的な部分から理解を深めていきましょう。
1.1. センシティブ設定の基本的な役割
X (旧Twitter) のセンシティブ設定は、ツイートが暴力的、または成人向けなどの不適切な内容を含む可能性がある際に、ユーザーに事前に警告を表示する機能です。これは、X (旧Twitter) 上のすべてのユーザーが、安心してプラットフォームを利用できるよう、コンテンツの安全性を保つために導入されています。
- 警告画面の表示: この設定が有効になっているツイートには、ユーザーが画像や動画を直接見る前に「このメディアは表示される可能性のあるセンシティブな内容を含んでいます。」といった警告画面が表示されます。ユーザーは、この警告を見た上で「表示する」ボタンをタップ(クリック)するかどうかを自分で選択できます。
- ユーザーの選択肢の提供: センシティブなコンテンツを見るかどうかをユーザー自身が選択できるようにすることで、X (旧Twitter) は多様なコンテンツが共存しつつも、個々のユーザーの視聴体験を尊重しようとしています。特に、青少年を含む幅広い年齢層のユーザーが利用するSNSとして、意図しない不適切なコンテンツへの接触を防ぐ重要な役割を担っています。
- 安全なコミュニティの維持: この機能は、X (旧Twitter) 上での健全なコミュニケーション環境を維持するための、基盤となるルールの一つです。誰もが安心して情報にアクセスし、意見を交換できる「公共の場」としての秩序を保つために不可欠な機能と言えるでしょう。
- 具体的な内容の例: センシティブコンテンツと判断される可能性のある内容は多岐にわたりますが、一般的には以下のようなものが含まれます。
- 暴力的な内容: 血の描写、怪我、動物への暴力など、ショッキングな画像や動画。
- 成人向け(性的)な内容: ポルノグラフィ、露骨な性的描写など。
- その他: 不快感を与える可能性のあるグロテスクな内容、ハラスメントに関連する一部の表現など。
【X (Twitter) 公式の見解】
X (旧Twitter) は、ユーザーが安心して利用できる環境を提供するために、コミュニティガイドラインを設けています。センシティブ設定は、このガイドラインに基づいて、ユーザーが投稿するコンテンツの性質を自己申告し、適切な表示を行うための仕組みとして機能しています。
1.2. なぜセンシティブ設定が必要なのでしょうか?
「なぜ、わざわざ警告表示をする必要があるの?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、このセンシティブ設定は、X (旧Twitter) を利用する私たちにとって、非常に重要な意味を持っています。
- 意図しない不適切コンテンツの閲覧防止: X (旧Twitter) には、世界中のあらゆる情報が日々投稿されています。中には、暴力的な映像やアダルトな内容など、多くの人が見たくないと感じるコンテンツも存在します。センシティブ設定は、そうしたコンテンツがユーザーのタイムラインに突然現れることを防ぎ、ユーザーが望まない情報を目にすることを回避してくれます。
- 投稿者側の自己コントロール: 投稿する側にとっても、この設定は重要です。自分のツイートがセンシティブな内容を含む可能性があると判断した場合、自らこの設定を適用することで、「これは一部の人には不快かもしれない内容です」という意思表示ができます。これにより、意図せずフォロワーに不快な思いをさせてしまうリスクを減らすことができます。
- プラットフォームの健全性維持: センシティブコンテンツの扱い方を適切に管理することで、X (旧Twitter) は公共の場としての秩序を保ち、より健全なオンライン環境を実現しようとしています。これにより、X (旧Twitter) は様々な意見や情報を交換できる「開かれた場」であり続けることができるのです。
- 青少年の保護: 特に、未成年者も利用するプラットフォームとして、有害なコンテンツから青少年を保護する観点からも、センシティブ設定は極めて重要な役割を果たしています。
2. 投稿側向け:センシティブ設定を変更する手順と注意点(PC・スマホ対応)
ご自身のツイートがセンシティブな内容を含む可能性がある場合、この設定をオンにすることで、X (旧Twitter) のルールに則った運用ができます。ここでは、具体的な変更方法を、PCとスマートフォンの両方でご紹介します。
2.1. PC(Webブラウザ)での設定変更手順
まずは、パソコンのWebブラウザからX (旧Twitter) にログインして設定を変更する方法です。
- X (旧Twitter) にログイン: ウェブブラウザ(Chrome, Edge, Safariなど)でX (旧Twitter) にアクセスし、ご自身のX (旧Twitter) アカウントにログインします。
- 設定メニューへ移動:
- 画面左側のナビゲーションメニューから、「もっと見る」(三点リーダーのアイコン)をクリックします。
- 表示されたメニューの中から「設定とプライバシー」をクリックします。
- 「プライバシーと安全」を選択: 「設定とプライバシー」のメニューから、「プライバシーと安全」をクリックします。
- 「あなたがポストするコンテンツ」に進む: 「プライバシーと安全」の項目内にある「あなたがポストするコンテンツ」(または「コンテンツ」)をクリックします。
- 「投稿するメディアにはセンシティブな内容が含まれる可能性」をオンにする:
- この項目を探し、隣にあるチェックボックスまたはトグルスイッチをオン(✓を入れる、または青色にする)にします。
- 表示が「ツイートするメディアに表示される可能性のあるセンシティブな内容が含まれていることを示す」となっている場合もあります。
- 変更を保存: 通常、変更は自動的に保存されますが、念のため設定画面を閉じる前に変更が反映されていることを確認しましょう。

2.2. スマートフォンアプリでの設定変更手順
次に、X (旧Twitter) のスマートフォンアプリ(iPhone、Android)から設定を変更する方法です。
- X (旧Twitter) アプリを起動: スマートフォンでX (旧Twitter) アプリを開き、ご自身のX (旧Twitter) アカウントにログインします。
- メニューを開く:
- 画面左上にあるご自身のプロフィールアイコンをタップします。
- メニューが横からスライドして表示されます。
- 「設定とプライバシー」を選択: スライドメニューの下部にある「設定とプライバシー」をタップします。
- 「プライバシーと安全」に進む: 「設定とプライバシー」のメニューから、「プライバシーと安全」をタップします。
- 「あなたがポストするコンテンツ」へ: 「プライバシーと安全」の項目内にある「あなたがポストするコンテンツ」(または「コンテンツ」)をタップします。
- 「投稿するメディアにはセンシティブな内容が含まれる可能性」をオンにする:
- この項目を探し、隣にあるトグルスイッチをオン(青色にする)にします。
- 変更を保存: 設定変更は通常、自動で保存されます。
2.3. センシティブ設定変更時の注意点
センシティブ設定をオンにすることは、X (旧Twitter) 上での適切な運用に役立ちますが、いくつか注意しておくべき点があります。
- ツイート表示への影響: センシティブ設定をオンにした場合、あなたのツイートに画像や動画が含まれていると、X (旧Twitter) のシステムがそれをセンシティブなコンテンツとみなして、自動的に警告表示を付けることがあります。これにより、一部のユーザーには警告画面が表示されるため、ワンタップしないとツイートの内容が見えなくなります。
- フォロワーへの影響: 警告表示が頻繁に表示されると、フォロワーの中には「毎回タップするのが面倒だな…」と感じる方もいるかもしれません。また、あなたのオンラインでのイメージにも影響を与える可能性がありますので、投稿内容と設定のバランスを慎重に考えることが重要です。
- アカウントの凍結・制限のリスク: センシティブ設定をオンにしていても、X (旧Twitter) の利用規約やコミュニティガイドラインに違反するような極端に不適切なコンテンツを投稿した場合、警告表示だけでは済まされず、アカウントの機能制限や凍結の対象となる可能性があります。この設定はあくまで「警告表示」を行うものであり、何を投稿しても許されるわけではない、ということを理解しておきましょう。
- 表示設定の違い: センシティブな内容を含むツイートを「常に表示する」設定にしているユーザーと、そうでないユーザーでは、あなたのツイートの見え方が異なります。多くのユーザーにリーチしたい場合は、この点も考慮に入れると良いでしょう。
【安全な投稿を心がけましょう】
センシティブ設定は、不快なコンテンツからユーザーを守るためのものです。この設定を活用しつつ、健全で快適なX (旧Twitter) 環境をみんなで作り上げていきましょう。X (旧Twitter) の規約を定期的に確認し、ガイドラインに沿った投稿を心がけることが大切です。
3. 受信側向け:センシティブな内容の表示・非表示設定を変更する方法
「自分はセンシティブな内容を気にせず見たい!」「逆に、警告なしで表示されるようにしたい!」という方もいるかもしれませんね。ここでは、X (旧Twitter) でセンシティブな内容の表示・非表示を設定する方法について解説します。この設定は、あなたがX (旧Twitter) を閲覧する際の体験に直接関わります。
3.1. センシティブな内容を常に表示させる方法
デフォルトでは警告表示が出るセンシティブな内容を、常にそのまま表示させたい場合は、以下の手順で設定を変更します。
※注意:この設定をオンにすると、警告なしでセンシティブな内容が表示されるようになります。ご自身の判断と責任において設定を変更してください。
PC(Webブラウザ)での設定手順
- X (旧Twitter) にログイン: ウェブブラウザでX (旧Twitter) にアクセスし、ログインします。
- 設定メニューへ移動: 画面左側のナビゲーションメニューから「もっと見る」(三点リーダーのアイコン)をクリックし、「設定とプライバシー」を選択します。
- 「プライバシーと安全」を選択: 「設定とプライバシー」のメニューから、「プライバシーと安全」をクリックします。
- 「表示するコンテンツ」に進む: 「プライバシーと安全」の項目内にある「表示するコンテンツ」をクリックします。
- 「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示」をオンにする:
- この項目を探し、隣にあるチェックボックスまたはトグルスイッチをオン(✓を入れる、または青色にする)にします。
- 変更を保存: 設定変更は通常、自動で保存されます。
スマートフォンアプリでの設定手順
- X (旧Twitter) アプリを起動: スマートフォンでX (旧Twitter) アプリを開き、ログインします。
- メニューを開く: 画面左上にあるご自身のプロフィールアイコンをタップします。
- 「設定とプライバシー」を選択: スライドメニューの下部にある「設定とプライバシー」をタップします。
- 「プライバシーと安全」に進む: 「設定とプライバシー」のメニューから、「プライバシーと安全」をタップします。
- 「表示するコンテンツ」へ: 「プライバシーと安全」の項目内にある「表示するコンテンツ」をタップします。
- 「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示」をオンにする:
- この項目を探し、隣にあるトグルスイッチをオン(青色にする)にします。
- 変更を保存: 設定変更は通常、自動で保存されます。
【なぜこの設定が重要なのか】
この設定は、あなたがX (旧Twitter) 上でどのようなコンテンツを閲覧したいか、という個人的な好みを反映するものです。X (旧Twitter) は、ユーザーがより快適にサービスを利用できるよう、閲覧体験のカスタマイズを可能にしているのですね。
4. 英語表記でのセンシティブ設定について
もしあなたがX (旧Twitter) の言語設定を英語にしている場合や、海外のユーザーとのやり取りが多い場合は、英語での表記についても知っておくと便利です。
4.1. 英語設定での用語とその意味
英語版X (旧Twitter) では、センシティブ設定は主に以下の表現で表示されます。
- Sensitive Content (センシティブ コンテンツ): これが「センシティブな内容」を指す一般的な用語です。
- Media that may contain sensitive content (センシティブな内容を含む可能性のあるメディア): 投稿するコンテンツについて言及する際に使われます。
- Display media that may contain sensitive content (センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示): あなたがセンシティブな内容を閲覧する際の設定項目です。
- Mark media you Tweet as containing material that may be sensitive (あなたがツイートするメディアをセンシティブな内容を含む可能性のあるものとしてマークする): 投稿する側が自身のツイートにセンシティブ設定を適用する際のオプションです。
このように、日本語版と英語版では表現が異なりますが、基本的な機能は同じです。
4.2. 英語版X (旧Twitter) での設定方法
基本的な手順は日本語版と同じですが、表示されるメニュー名が英語になります。以下の手順で進めてみましょう。
PC(Webブラウザ)での設定手順 (English Version)
- Log in to X (Twitter): Access X (Twitter) on your web browser and log in.
- Navigate to Settings: Click on “More” (three dots icon) on the left navigation bar, then select “Settings and privacy”.
- Select “Privacy and safety”: From the “Settings and privacy” menu, click on “Privacy and safety”.
- For Posting Content (Your Tweets): Click on “Content you see” (or “Content preferences”).
- To mark your own posts: Under “Your Tweets,” find and check the box next to “Mark media you Tweet as containing material that may be sensitive.”
- For Viewing Content (Your Feed): Under “Content you see,” find and check the box next to “Display media that may contain sensitive content.” This will allow you to see sensitive media without a warning.
- Save Changes: Changes are usually saved automatically.
Smartphone Appでの設定手順 (English Version)
- Open X (Twitter) App: Launch the X (Twitter) app on your smartphone.
- Open Menu: Tap your profile icon in the top left corner.
- Select “Settings and privacy”: Scroll down and tap on “Settings and privacy”.
- Go to “Privacy and safety”: Tap on “Privacy and safety”.
- For Posting Content (Your Tweets): Tap on “Content you post”.
- Toggle on the switch next to “Mark media you Tweet as containing material that may be sensitive.”
- For Viewing Content (Your Feed): Go back to “Privacy and safety” and tap on “Content you see”.
- Toggle on the switch next to “Display media that may contain sensitive content.”
【国際的な情報交換のために】
特に、国際的なニュースや多様な文化に関するコンテンツをX (旧Twitter) で扱うユーザーにとって、この英語での設定に精通しておくことは非常に推奨されます。世界中からの情報に触れる機会が多いからこそ、ご自身で表示設定をコントロールできることは重要です。
5. センシティブ設定を「解除したい」場合の手順と影響
「投稿にセンシティブ警告が表示されるのをやめたい」という場合、つまり、センシティブ設定を「オフ」にしたい場合の手順と、その際に起こりうる影響について詳しく解説します。解除方法はシンプルで、数ステップで完了します。
5.1. センシティブ設定の解除手順(オフにする方法)
ご自身の投稿に対するセンシティブ警告表示をなくしたい場合は、以下の手順で設定をオフにしてください。
PC(Webブラウザ)での解除手順
- X (旧Twitter) にログイン: ウェブブラウザでX (旧Twitter) にアクセスし、ログインします。
- 設定メニューへ移動: 画面左側のナビゲーションメニューから「もっと見る」(三点リーダーのアイコン)をクリックし、「設定とプライバシー」を選択します。
- 「プライバシーと安全」を選択: 「設定とプライバシー」のメニューから、「プライバシーと安全」をクリックします。
- 「あなたがポストするコンテンツ」に進む: 「プライバシーと安全」の項目内にある「あなたがポストするコンテンツ」(または「コンテンツ」)をクリックします。
- 「投稿するメディアにはセンシティブな内容が含まれる可能性」をオフにする:
- この項目を探し、隣にあるチェックボックスまたはトグルスイッチをオフ(✓を外す、または灰色にする)にします。
- 変更を保存: 設定変更は通常、自動で保存されます。
スマートフォンアプリでの解除手順
- X (旧Twitter) アプリを起動: スマートフォンでX (旧Twitter) アプリを開き、ログインします。
- メニューを開く: 画面左上にあるご自身のプロフィールアイコンをタップします。
- 「設定とプライバシー」を選択: スライドメニューの下部にある「設定とプライバシー」をタップします。
- 「プライバシーと安全」に進む: 「設定とプライバシー」のメニューから、「プライバシーと安全」をタップします。
- 「あなたがポストするコンテンツ」へ: 「プライバシーと安全」の項目内にある「あなたがポストするコンテンツ」(または「コンテンツ」)をタップします。
- 「投稿するメディアにはセンシティブな内容が含まれる可能性」をオフにする:
- この項目を探し、隣にあるトグルスイッチをオフ(灰色にする)にします。
- 変更を保存: 設定変更は通常、自動で保存されます。
5.2. センシティブ設定解除時の影響と注意点
センシティブ設定を解除することは、あなたのツイートの表示範囲に大きく影響します。しかし、同時に注意すべき点もあります。
- ツイートがより広範囲に表示される可能性: センシティブ設定を解除すると、あなたのツイートはセンシティブなコンテンツとしてフィルタリングされなくなり、警告表示なしで直接フォロワーのタイムラインに表示されるようになります。これにより、より多くのユーザーがあなたのコンテンツにアクセスしやすくなる可能性があります。
- 意図しない不快感を与えるリスク: しかし、センシティブな内容を含むツイートを投稿しているにもかかわらず、この設定を解除してしまうと、意図せずフォロワーや他のユーザーに不快感を与えてしまうリスクが高まります。あなたのツイートが、X (旧Twitter) のガイドラインで「センシティブ」とみなされる内容である場合は、解除しない方が賢明です。
- Twitterガイドライン違反のリスク増大: 最も重要なのは、センシティブ設定を解除したからといって、どんな内容でも自由に投稿して良いわけではない、という点です。センシティブな内容を含むツイートであっても、X (旧Twitter) の利用規約やコンテンツガイドラインに違反するものは、アカウントの凍結やコンテンツの削除の対象となります。警告表示はあくまで「注意喚起」であり、規約違反を免除するものではありません。
- オンラインイメージとフォロワーとの関係: センシティブ設定の解除は、あなたのオンラインでのイメージや、フォロワーとの関係性にも影響を与える可能性があります。特に、ビジネスアカウントや公式アカウントの場合は、より慎重な判断が求められます。
【自己責任の原則】
センシティブ設定を解除する際は、ご自身の投稿内容がX (旧Twitter) のガイドラインに完全に準拠しているか、そして閲覧する可能性のあるあらゆるユーザーにとって不快ではないかを十分に検討することが重要です。不安な場合は、設定をオンのままにしておくことをお勧めします。
6. サブアカウント(サブ垢)でのセンシティブ設定について
X (旧Twitter) を利用している方の中には、メインアカウントとは別に「サブアカウント(サブ垢)」を運用している方も多いですよね。サブ垢でのセンシティブ設定についても、特別な考慮が必要です。
6.1. サブ垢での設定変更方法
サブ垢でセンシティブ設定を変更する基本的な手順は、メインアカウントと全く同じです。ログインしているアカウントがサブ垢であれば、そのアカウントの設定が適用されます。
- 該当のサブ垢にログイン: X (旧Twitter) アプリまたはウェブブラウザで、センシティブ設定を変更したいサブアカウントにログインします。
- メインアカウントと同様の手順を踏む:
- PCの場合は「もっと見る」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「あなたがポストするコンテンツ」
- スマホの場合はプロフィールアイコンタップ→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「あなたがポストするコンテンツ」
へと進みます。
- 「投稿するメディアにはセンシティブな内容が含まれる可能性」オプションを変更:
- サブ垢のツイートにセンシティブなコンテンツを含めるかどうかを設定したい場合は、このオプションをオン/オフに切り替えます。
- 変更を保存: 忘れずに変更を保存してください。
これにより、そのサブアカウントからの投稿にのみ、設定が反映されることになります。
6.2. サブ垢のセンシティブ設定が与える影響
サブ垢でセンシティブ設定を有効にするかしないかは、そのサブ垢の運用目的によって大きく影響が変わります。
- 特定のテーマや目的での運用: 例えば、趣味のアカウントで特定のニッチな内容(例:ややグロテスクな表現を含むアート、特定のコレクションなど)を発信している場合、センシティブ設定を有効にしておくことで、意図しないフォロワーに不快感を与えることを防げます。これは、メインアカウントでは発信しにくい内容を扱うサブ垢で特に有効です。
- 表示範囲の限定: サブ垢でセンシティブ設定を有効にすると、そのアカウントのツイートは、警告表示なしでは見られないユーザーが増える可能性があります。これは、ツイートのリーチを制限する可能性がある一方で、特定のニッチな層に深く響かせたい場合には、フィルタリングの役割を果たすとも言えます。
- Twitterガイドラインの遵守: サブ垢であっても、メインアカウントと同様にX (旧Twitter) の利用規約やコミュニティガイドラインは適用されます。センシティブな内容を含むツイートは、サブ垢であってもガイドラインに違反する可能性があり、アカウントの機能制限や凍結のリスクは変わりません。「サブ垢だから大丈夫」という安易な考えは禁物です。
- フォロワーの質: センシティブ設定を適切に運用することで、あなたのコンテンツに本当に興味のあるフォロワーだけが集まりやすくなる、という側面もあります。これは、質の高いコミュニティを形成する上でプラスに働くことがあります。
【サブ垢運用時の心得】
サブ垢を運用する際には、そのアカウントでどのようなコンテンツを発信したいのかを明確にし、それに応じてセンシティブ設定を慎重に扱うことが重要です。メインアカウントとサブアカウントで異なる運用ポリシーを持つ場合でも、常にX (旧Twitter) のルールを尊重し、安全な利用を心がけましょう。
まとめ:X (旧Twitter) センシティブ設定で、もっと快適なSNSライフを!
この記事を通じて、X (旧Twitter) のセンシティブ設定に関する皆さんの疑問が解消されたことを願っています。センシティブ設定は、単なる警告表示の機能にとどまらず、X (旧Twitter) を利用するすべての人々が、より安全で快適に、そして安心して情報を交換できる環境を保つための大切な仕組みです。
私の経験と知識が、あなたがX (旧Twitter) を賢く、そして安心して使うためのお手伝いになれば幸いです。ご自身のニーズに合わせて設定を調整し、X (旧Twitter) でのコミュニケーションを存分に楽しんでくださいね!
- センシティブ設定はコンテンツの安全性を守る大切な機能。
- PC・スマホどちらからでも簡単に設定変更が可能。
- 設定のオン/オフは、投稿内容とフォロワーへの影響を考慮して慎重に。
- 英語表記も知っておくと、よりスムーズに操作できる。
- サブ垢でもメインと同様に、ガイドラインを遵守し賢く設定を運用しよう。