1982年6月25日に公開された映画『ブレードランナー』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想を紹介します。
映画『ブレードランナー』の予告編
21世紀前半、タイレル社は遺伝子工学技術の進歩の恩恵を受け、ロボットに代わる人造人間、レプリカントを開発しました。
環境破壊によって人類は宇宙の植民地への移住を余儀なくされた一方で、レプリカントは過酷な戦闘や奴隷労働に従事していました。しかし、彼らレプリカントにも段々と復讐という感情が芽生え始めてきて、、、
映画『ブレードランナー』のあらすじ(ネタバレなし)
21世紀前半、タイレル社は遺伝子工学技術を活用して、かつてのロボットと取って代わる、レプリカントと呼ばれる人造人間の開発に成功しました。
21世紀では、環境破壊が加速した結果、人類は宇宙の植民地、オフワールドへの移住を進められた一方で、レプリカントは人間では到底不可能な過酷な戦闘や、奴隷労働へと従事していました。
そんな中、製造から時間が経つにつれて、レプリカントたちにも感情が芽生え始めてきました。彼らは、主人である人間への復讐を考えるようになったのです。
それを受けた人間は、専門の捜査官を配属させることを決め、彼らとの決闘を誓います。
映画『ブレードランナー』の解説
この映画は、フィリップ・K・ディックによって書かれた小説、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作として描かれています。
1982年に全米公開されてから、ETなどの作品と並んで、週末興行収入成績は初登場2位を果たしました。
また、この映画は1983年度ヒューゴー賞にて最優秀映像作品賞、1983年度英国アカデミー賞では撮影賞、衣装デザイン賞、美術賞を受賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞では最優秀撮影賞、ロンドン映画批評家協会賞では特別業績賞を受賞しており、そのほか多くの部門でもノミネートを果たしています。
映画『ブレードランナー』のみどころ
この映画の見どころは、1980年代に製作されたにも関わらず、非常に先駆的なテーマを扱ったストーリーだと思います。
先端技術が発展した現代だからこその問い。アンドロイドと人間の違いは何なのか、アンドロイドに感情はあるのか。技術が発展した現代において人間ができることは何なのか。といったことを深く考えさせられる構成となっております。
また、当時から見た21世紀に対する意見を知ることができるのも、この作品の面白さだと思います。何回も見るにつれて、考察がどんどん膨れ上がってくる。そんな味わい深い映画だと思います。
映画『ブレードランナー』の感想
AI技術の発展した現代だからこそ、この作品は多くの人に見てもらいたいなと思います。
SF映画にも関わらず、どこか他人事ではないような気がする。そんな気持ちになる映画です。巧妙なセリフの言い回しが大好きです。ぜひ見てみてください。
映画『ブレードランナー』の登場人物・キャスト
映画『ブレードランナー』の登場人物・キャストを紹介します。
リック・デッカード: ハリソン・フォード
ロイ・バッティ:ルトガー・ハウアー
レイチェル:ショーン・ヤング
ガフ:エドワード・ジェームズ・オルモス
ハリイ・ブライアント:M・エメット・ウォルシュ
プリス・ストラットン:ダリル・ハンナ
映画『ブレードランナー』のスタッフ
映画『ブレードランナー』のスタッフを紹介します。
監督:リドリー・スコット
脚本:ハンプトン・ファンチャー
デヴィッド・ピープルズ
原作:フィリップ・K・ディック
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
製作:マイケル・ディーリー(英語版)
チャールズ・デ・ロージリカ(ファイナル・カット)
製作総指揮:ブライアン・ケリー
ハンプトン・ファンチャー
ジェリー・ペレンチオ(英語版)
バッド・ヨーキン