曲名が分からない音楽は、流れている音を聴かせる・鼻歌を歌う・歌詞を入力する方法で探せます。
街中やテレビ、映画、SNSで耳にした曲を「これ、何という曲だったかな?」と思ったとき、今ではスマホだけでかなり手軽に曲名検索ができます。音声検索、鼻歌検索、歌詞検索、音楽検索アプリを状況によって使い分けるのがいちばんの近道です。
ふと耳にしたメロディや、頭の中で何度も繰り返されるフレーズ。でも、どうしても曲名が思い出せない……そんな経験、きっと誰もが一度はありますよね。
音楽は私たちの感情を揺さぶり、大切な記憶を呼び覚ます不思議な力を持っています。そして今、音楽検索の技術は、そんな「知りたい!」という気持ちをすぐに解決できるところまで進んできました。
この記事では、音楽が好きな皆さんに向けて、曲名検索・音楽検索の方法、音声で曲を検索する方法、曲名検索アプリ、BGM検索アプリ、鼻歌検索、AIを活用した探し方まで、初心者の方にも分かりやすく整理していきます。
「とにかく今流れている曲を知りたい」「メロディしか覚えていない」「歌詞を少しだけ覚えている」という方は、ご自分の状況に合うところから試してみてください。
曲名検索・音楽検索とは?音声や鼻歌で曲を探す3つの方法
曲名検索とは、曲名を知らなくても、音源・鼻歌・歌詞・アーティスト名などの手掛かりから楽曲を探し出す方法です。
以前は「歌詞を覚えていないと検索できない」という場面も少なくありませんでしたが、現在はスマホのマイクに音楽を聴かせるだけでも候補を見つけられます。
街中で流れる気になる曲や、映画のワンシーンで使われていた曲、動画のBGMなどを特定したいときに便利です。
音楽検索には、主に以下の3つの方法があります。
- 1. キーワード検索: 曲名やアーティスト名、歌詞の一部など、覚えている言葉を入力して探します。
- 2. 音声検索: 流れている曲をスマホのマイクに聴かせたり、自分で鼻歌・ハミング・口笛を聞かせたりして探します。
- 3. ジャンル・気分検索: 「元気が出る曲」「雨の日に聴きたい曲」「落ち着くピアノ曲」など、雰囲気から音楽を探します。
ここで大切なのは、「曲を検索する」といっても、手元にある手掛かりによって最適な検索方法が違うということです。
たとえば、お店で今まさに流れている曲ならShazamのような音楽認識が便利です。一方、「タラララ……というメロディしか覚えていない」という場合は、GoogleアプリやSoundHoundの鼻歌検索が向いています。
私も昔は、映画を見終わったあとに「あの場面の曲、何だったんだろう」と気になったまま諦めることがありました。
ところが今は、「音源があるのか」「鼻歌しかないのか」「歌詞を覚えているのか」を整理するだけで、探し方をかなり絞れます。この違いを覚えておくだけでも、音楽検索はぐっと楽になります。
何を手掛かりにすればいい?
迷ったら、次の順番で考えると分かりやすいでしょう。
手掛かり 向いている検索方法 代表的なツール
今その場で曲が流れている 音源認識 Shazam、SoundHound、Google
動画やSNSのBGMが流れている 音源認識 Shazamなど
メロディだけ覚えている 鼻歌・ハミング検索 Google、SoundHound
歌詞を少し覚えている キーワード・歌詞検索 Google、音楽サービスなど
アーティスト名だけ分かる テキスト検索 Spotify、Apple Musicなど
雰囲気だけ分かる ジャンル・気分検索 音楽配信サービス
つまり、「どの音楽検索アプリが最強か」を一つに決めるより、手掛かりによって使い分けるほうが実用的です。
曲名検索アプリならどれ?代表的な音楽検索アプリ・ツール
曲名検索アプリを探しているなら、まず候補になるのがShazam、SoundHound、Googleアプリです。
それぞれ得意分野が少し違うため、「流れている音を検索したいのか」「鼻歌から検索したいのか」で選ぶのがおすすめです。
Shazam(シャザム)
今流れている曲を検索したいなら、Shazamは非常に分かりやすい選択肢です。
Shazamは、街中やテレビなどから流れてくる音楽を識別するためのアプリとして広く知られています。アプリを起動してボタンをタップすると、条件が良ければ数秒以内に曲名、アーティスト名、アルバム情報などを特定できます。
現在のApple公式サポートでも、Shazamは周囲で流れている曲だけでなく、同じスマートフォン上のTikTok、YouTube、Instagramなど別アプリで流れている音楽も認識できると案内されています。Appleサポート+1
これは「動画のBGMが気になる」という人にはかなり便利です。
たとえばSNSを見ている最中に「このBGM、どこかで聞いたことがある」と感じても、歌詞がなければ普通の文字検索では探しにくいですよね。
そんなとき、音そのものを手掛かりにできるのがShazamの強みです。
さらに、Shazamで認識した曲はライブラリに残して確認できます。Apple MusicやSpotifyなど対応するストリーミングサービスとの連携機能も用意されています。Appleサポート
iPhoneではShazamの音楽認識機能がシステムに組み込まれており、コントロールセンターから利用する方法もあります。Appleサポート
「曲名を検索するためだけに毎回アプリを探すのが面倒」という方には、この手軽さがうれしいところです。
SoundHound(サウンドハウンド)
頭の中にメロディだけ残っているなら、SoundHoundを試す価値があります。
SoundHoundの大きな特徴は、流れている音楽の認識だけではなく、自分で歌ったり鼻歌・ハミングを聞かせたりして曲を検索できることです。
SoundHoundの公式サポートでも、耳で聞いた曲だけでなく、自分で歌ったりハミングしたりしたメロディから検索できると案内されています。鼻歌の場合は、一人で10秒以上歌うことが推奨されています。SoundHound サポート
「あの曲、なんだっけ?」と頭にメロディだけが浮かんでいるとき、自分で歌って聞かせることで似ている曲を探してくれます。
これは、録音された原曲を直接聞かせるShazamとは少し違った強みです。
そのため、私はShazamとSoundHoundを競わせるというより、役割を分けて考えるのが分かりやすいと思っています。
- 原曲が今流れている → Shazam
- 自分の記憶の中にメロディしかない → SoundHound
- 両方試しても分からない → Googleの鼻歌検索や歌詞検索
こんな順番にすると迷いにくいでしょう。
SoundHoundでは歌詞から探す機能や、音楽サービスとの連携も案内されています。SoundHound AI+1
Shazamと合わせて覚えておくと、音楽検索の選択肢がかなり広がります。
Googleアプリ(Googleアシスタント)
アプリをいくつも使い分けたくないなら、Googleアプリの「曲を検索」が便利です。
Androidだけでなく、iPhoneでもGoogleアプリから曲名検索を利用できます。
Googleの公式ヘルプでは、Googleアプリの検索バーにあるマイクをタップして「曲を検索」を選び、原曲を再生する、鼻歌を歌う、口笛を吹く、メロディを歌うことで候補を探せると案内されています。Google ヘルプ+1
特に便利なのが「鼻歌で検索」です。
Googleはこの機能について、曲のメロディを数値的なパターンとして捉え、ハミングや口笛、歌声と楽曲の候補を照合する仕組みを説明しています。blog.google
完全に同じ音程で歌えなくても候補が出る可能性があるので、「歌には自信がないから鼻歌検索は無理かな」と身構える必要はありません。
Googleは鼻歌検索について、目安として10〜15秒程度ハミングする方法も案内しています。blog.google
「曲名も歌詞もアーティストも分からない。でもサビだけ頭に残っている」という状況は、意外と多いものです。
そんなときは検索窓に無理やり「昔の洋楽 タラララ」などと入力するより、まずメロディを直接聞かせたほうが早く見つかる場合があります。
Siriで今流れている曲を検索する
iPhoneを使っている方なら、Siriに「この曲は何?」と尋ねる方法もあります。
Appleによれば、SiriはShazamのミュージック認識を利用して流れている曲を識別します。Shazamアプリを別途インストールしていない場合でも利用できる方法が案内されています。Appleサポート
たとえば、
- 「この曲は何?」
- 「再生中の曲は何?」
- 「この曲を調べて」
といった聞き方ができます。
料理中や作業中など、スマホを細かく操作しにくいときには便利ですね。
「Hey Siri、今流れている曲を教えて」と声をかけるだけなら、曲名検索そのものがかなり自然な日常動作になります。
SpotifyやApple Musicなどストリーミングサービスの検索機能
SpotifyやApple Musicといった音楽ストリーミングサービスも、曲名・アーティスト名・アルバムなどが少し分かっている場合の音楽検索に役立ちます。
さらに、音楽配信サービスは単に「知っている曲を検索する」だけではありません。
Spotifyなどでは再生履歴や好みに基づいて、ユーザーに新しい曲やアーティストを提案する仕組みがあります。
これは、以前なら友人から「この曲、好きそうだよ」とCDを教えてもらっていたような体験を、アルゴリズムが一部担っているようにも感じます。
元の記事で触れていた「アルゴリズムとの共演」を具体的にすると、音楽検索は「分からない曲を特定する」ためだけではなく、「まだ知らない好きな曲を見つける」ためにも使えるということです。
私はここが、今の音楽検索の面白いところだと思っています。
曲名検索は「正解を一つ探す作業」ですが、音楽サービスのおすすめ機能は「自分でも知らなかった好みを広げる作業」です。
同じ検索でも、少し役割が違うんですね。
音声検索で音楽・曲を調べるには?状況別の使い方
音声検索で曲を調べるなら、原曲が流れている場合は音楽認識、原曲がない場合は鼻歌検索を使います。
「音声検索 音楽」「音声検索 曲」と検索している方が迷いやすいのは、音声検索には実は二つの意味があるからです。
一つは、スマホに実際の音楽を聞かせる方法。
もう一つは、自分が鼻歌・歌・口笛でメロディを入力する方法です。
今流れている音楽を検索する場合
お店、テレビ、ラジオ、別のスマホなどから原曲が流れているなら、まずShazamやGoogle、SoundHoundなどの音楽認識を試します。
このときは、できるだけ次のようにすると認識されやすくなります。
- スマホを音源に近づける
- 周囲の会話や雑音が少ない場所で試す
- 曲のイントロだけでなく、特徴のある部分まで待つ
- 1回で出なければ少し時間をずらして再検索する
音楽認識は万能ではありません。
店舗のアナウンスが重なっていたり、テレビの出演者が楽曲の上から話していたりすると、認識に必要な音が取りにくくなります。
「検索アプリが使えない」とすぐ判断せず、曲の聞き取りやすい場所を10秒ほど狙って再度試すだけでも結果が変わることがあります。
鼻歌しか分からない場合
原曲がないならGoogleまたはSoundHoundが候補になります。
Googleではハミング、口笛、歌声から候補を検索できます。SoundHoundも歌・鼻歌からの検索に対応しています。Google ヘルプ+1
鼻歌検索では、短すぎる一節よりも、ある程度まとまったメロディを聞かせるほうが探しやすくなります。
私の感覚では「タララ」だけで終わらせるより、「タララ〜、タラララ〜」とサビを思い出せる範囲まで続けたほうが、候補を比較しやすくなります。
もちろん歌唱力を競う場ではありません。
音程を完璧に当てることより、テンポとメロディの流れをなるべく一定にすることを意識してみるとよいでしょう。
BGM検索アプリはどう使う?YouTube・Instagram・動画の曲を探す方法
動画やSNSで流れているBGMを検索したい場合も、まず音楽認識アプリを試すのが近道です。
「BGM検索アプリ」を探している方の多くは、曲そのものより、
「YouTube動画で流れていた曲」
「Instagramの動画のBGM」
「ショート動画で一瞬流れた洋楽」
などを知りたいのではないでしょうか。
現在のShazamは、周囲の音楽に加えて、端末の別アプリで再生されている音楽を認識する方法も案内しています。Apple公式ではTikTok、YouTube、Instagramが具体例として挙げられています。Appleサポート
これは以前よりずいぶん便利になったところです。
昔なら「別のスマホで動画を流して、こちらのスマホに聞かせる」という少し面倒なことをしていた場面でも、対応している環境なら同じ端末で探せます。
動画のBGMが見つからないときの順番
私なら、次の順番で試します。
- まずShazamなどに音源を直接認識させる
- ダメなら動画のBGM部分まで巻き戻してもう一度試す
- 歌詞が聞き取れたら、その言葉を検索する
- メロディを覚えているならGoogleやSoundHoundで鼻歌検索する
- 動画の説明欄や投稿文に楽曲情報がないか確認する
この「音→歌詞→鼻歌→投稿情報」の順番を覚えておくと便利です。
動画BGMの場合、ナレーションや効果音が重なっていることもあります。そのため、一つの方法だけで諦めず、手掛かりを音から文字へ切り替えることが大切です。
これが、単に「おすすめアプリを何個もインストールする」より実際には役に立つポイントだと私は感じています。
音楽検索をさらに便利にする3つのコツ
便利なツールを使いこなすために、ちょっとしたコツも覚えておきましょう。
1. 歌詞の一部を検索する
もし曲のサビや特徴的な歌詞の一部が分かれば、検索エンジンに覚えている言葉を入力してみましょう。
歌詞が完全でなくても、特徴的な単語がいくつか残っていれば、曲名やアーティスト名にたどり着ける場合があります。
たとえば、
「女性ボーカル」
「夏」
「帰り道」
のような一般的な言葉だけでは候補が多くなりますが、そこに覚えている歌詞の一節や年代、ジャンルを組み合わせると絞りやすくなります。
ただし、著作権のある歌詞を長文で転載したり共有したりする必要はありません。検索の手掛かりとして必要な短い範囲を使えば十分です。
2. 関連キーワードを活用する
ジャンルや楽器、曲の雰囲気などを一緒に検索してみましょう。
たとえば、
- 「元気が出る ピアノ曲」
- 「EDM 2024年」
- 「女性ボーカル バラード 90年代」
- 「映画 エンディング 洋楽」
- 「カフェ BGM ジャズ」
のように条件を足していきます。
曲名検索では、覚えていないことより、覚えていることを一つずつ並べるのがコツです。
「男性だったか女性だったか」「日本語か英語か」「テンポは速かったか」「どこで聞いたか」。
一つひとつは小さな情報でも、組み合わせるとかなり強い手掛かりになります。
3. 音声アシスタントを使いこなす
両手がふさがっているときでも、音声アシスタントを利用すればすぐに音楽検索できます。
iPhoneなどのApple製デバイスでは、Siriに「この曲は何?」と聞けばShazamの音楽認識を利用して検索できます。Appleサポート
従来の記事で紹介していた「Hey Siri、今流れている曲を教えて」のように、音楽検索を日常的に使えるようにしておくと、「あとで調べよう」と思って忘れてしまうことが減ります。
スマートスピーカーなどでも音楽情報を確認できる場合がありますが、利用できる機能や呼びかけ方は機種・地域・サービスによって変わります。
まずは普段使っているスマートフォンで、すぐ呼び出せる音楽検索方法を一つ覚えておくのがおすすめです。
曲名が検索できないのはなぜ?見つからないときの対処法
音楽検索で出てこないからといって、その曲が存在しないとは限りません。検索方法を変えると見つかることがあります。
曲名検索アプリを使っても候補が表示されないと、少しがっかりしますよね。
しかし、認識できない理由はいくつか考えられます。
周囲の雑音や会話が大きい
音楽より人の話し声や店内放送のほうが大きいと、楽曲の特徴を拾いにくくなります。
可能ならスピーカーの近くへ移動するか、会話の少ない部分で試しましょう。
曲が短すぎる
動画で2〜3秒しか流れていないBGMでは、判断材料が少なくなります。
動画を少し戻し、まとまって曲が流れる場所がないか探してから認識させてみてください。
アレンジやライブ版になっている
原曲から大きくアレンジされている場合や、ライブ演奏、カバー曲などでは候補を特定しにくくなることがあります。
その場合は聞き取れた歌詞や、動画・番組名などを組み合わせた検索に切り替えます。
鼻歌が短すぎる
SoundHoundは鼻歌・歌唱による検索について、少なくとも10秒程度歌うことを公式サポートで勧めています。Googleも鼻歌検索の案内で10〜15秒程度を一つの目安として示しています。SoundHound サポート+1
数音だけではなく、覚えている一節を少し長めに歌ってみましょう。
一つのアプリだけで諦めている
ここも意外と大事です。
同じ「音楽がわかるアプリ」でも、得意な検索方法は異なります。
Shazamで見つからなければGoogle、Googleで鼻歌が難しければSoundHound、歌詞があれば文字検索というように、検索方式そのものを変えるほうが効果的です。
私は音楽検索を「一発で当てるクイズ」のように考えないほうがいいと思っています。
いくつかの小さな手掛かりを組み合わせながら、「これは違う」「こちらは近い」と候補を狭めていく。昔のレコード店で店員さんに「こんな感じの曲だったんですけど」と相談していた作業を、スマホ上で行っているようなものですね。
音楽がわかるアプリはどう選ぶ?目的別のおすすめ
流れている曲を知りたいならShazam、鼻歌ならGoogleやSoundHound、知っている情報から探すなら音楽配信サービスという使い分けが分かりやすいでしょう。
曲名検索アプリや楽曲検索アプリを探すと、似たようなサービスがたくさん出てきます。
しかし、たくさん入れる必要はありません。
まずは自分がどんな場面で困ることが多いか考えてみてください。
外出先で流れている曲を知りたい人
Shazamが使いやすいでしょう。
ボタンを押して音を認識させるという流れがシンプルで、iPhoneではコントロールセンターやSiriから利用する方法もあります。Appleサポート
曲名を忘れることが多い人
Googleアプリの鼻歌検索を覚えておくと便利です。
新しいアプリを何個も増やさなくても、Googleアプリから「曲を検索」を利用できます。Google ヘルプ+1
昔の曲を鼻歌から探したい人
SoundHoundも候補です。
自分で歌った曲やハミングした曲から検索できるため、原曲を再生できない場面に向いています。SoundHound サポート
新しい音楽に出会いたい人
SpotifyやApple Musicなどの検索・おすすめ機能を使う方法があります。
こちらは「知らない曲名を当てる」のではなく、好きなアーティストやジャンルを起点に関連する音楽へ広げていく使い方です。
曲名検索と音楽発見は似ているようで目的が違う。
この違いを意識すると、アプリ選びで迷いにくくなります。
AIと音楽検索の未来|パーソナルDJとの出会い
音楽検索の進化はとどまるところを知りません。
これからの音楽検索は、AIによってさらにパーソナライズされていくと考えられます。
すでにGoogleの鼻歌検索では、機械学習を使って、人が歌ったり口笛を吹いたりしたメロディと楽曲の特徴を照合する仕組みが利用されています。blog.google
これは面白い変化です。
昔の曲名検索は「正しい曲名を入力できる人」が有利でした。
ところが今では、曲名をまったく知らなくても、音そのものを検索語の代わりにできるようになりました。
文字の検索窓に「言葉」を入力するのではなく、メロディを入力する。
考えてみれば、音楽を探す方法としてはこちらのほうが自然なのかもしれません。
今後は、再生履歴や選んだジャンル、その時々の利用状況などをもとに、「今の自分に合いそうなプレイリスト」をAIが提案する仕組みもさらに発展していくでしょう。
以前の記事では、将来的に気分やSNSの投稿内容まで分析して音楽を提案する可能性にも触れていました。
ただし、SNSなど外部の個人情報を分析する機能が一般的に当然のものとなったわけではありません。そうした仕組みが広がる場合には、本人の同意やプライバシーへの配慮も重要になります。
私は、便利さだけでなく、「何をもとにおすすめされているのかを自分で理解できること」も、これからの音楽サービスでは大事になると考えています。
AIがあなたの好みを理解し、「今日は少し疲れていそうだから、こんな曲はどうですか」と提案してくれる。
それは、まるであなたのためだけのDJがそばにいるような体験かもしれません。
一方で、提案される音楽だけを聞いていると、好みが狭い範囲に固まる可能性もあります。
だからこそ私は、AIのおすすめに任せる日と、自分から全く知らないジャンルを検索してみる日があってもいいと思うのです。
休日にコーヒーでも飲みながら、「今日は1970年代のジャズでも探してみようかな」と寄り道する。
そんな偶然の出会いも、音楽の楽しさではないでしょうか。
音楽検索は「探しに行く」行為から、「提案してもらう」行為へと少しずつ広がっています。
まだ自分でも気づいていない好みをAIが見つけてくれる。そんな時代は、もう遠い未来の話ではありません。
音楽検索を使って感じること|曲名を知るだけでは終わらない
ここからは少し、長年映画や音楽を楽しんできた一人の利用者として感じていることを書いてみます。
個人的には、音楽検索のいちばん大きな価値は、「名前の分からない曲を当てること」だけではないと思っています。
映画を見ていると、物語そのもの以上に、一曲の音楽が記憶に残ることがあります。
帰り道になっても旋律が頭から離れず、「あの曲をもう一度聴きたい」と思う。
昔ならエンドロールを必死に読んだり、映画雑誌を探したり、詳しい人に聞いたりしました。
もちろん、それも楽しい時間でした。
今はスマートフォンを取り出せば、その場で曲名にたどり着ける可能性があります。
便利になった分だけ、音楽との出会いが「一瞬で終わる」ようにも見えますが、私はむしろ逆だと思います。
検索で曲名が分かれば、そのアーティストの別の曲を聞けます。
アルバムをたどることもできます。
同じジャンルの音楽へ広げることもできます。
一曲を入り口に、思いがけないところまで世界が広がるんですね。
ですから、音楽検索アプリは単なる「曲名当て機」ではありません。
気になった一瞬を、そのまま新しい趣味につなげる道具と考えると、ずっと楽しく使えるのではないでしょうか。
まとめ|曲名検索・音楽検索は手掛かりに合わせて使い分けよう
曲名検索や音楽検索は、単に曲名を知るためだけのツールではありません。
流れている曲ならShazam、鼻歌ならGoogleやSoundHound、歌詞が分かるなら文字検索、好みを広げたいなら音楽配信サービスというように使い分けると、探したい曲にたどり着きやすくなります。
動画のBGMを知りたいときも、まず音源認識を試し、難しければ歌詞・鼻歌・動画情報へと手掛かりを切り替えてみましょう。
今回ご紹介したアプリやコツを試すことで、音楽との向き合い方も少し変わるかもしれません。
新しいお気に入りのアーティストが見つかったり、昔好きだった曲を思い出したり、プレイリストを共有することで誰かとつながれたり。
音楽は、私たちの日常を少し豊かにしてくれます。
「あの曲なんだっけ?」と思ったその瞬間こそ、新しい音楽との出会いの入り口です。
肩の力を抜いて、まずはスマホに一度聞かせてみてください。ずっと気になっていた一曲と、思いがけず再会できるかもしれません。
よくある質問
曲名が分からない音楽を検索する一番簡単な方法は?
今その場で曲が流れているなら、Shazamなどの音楽認識を使う方法が簡単です。
原曲がなくメロディしか覚えていない場合は、Googleアプリの「曲を検索」やSoundHoundの鼻歌検索を試してください。Google ヘルプ+1
鼻歌だけでも曲名検索できますか?
はい。Googleアプリでは、ハミング・口笛・歌声から楽曲候補を検索できます。
SoundHoundも歌や鼻歌による検索に対応しています。Googleでは10〜15秒程度、SoundHoundでは少なくとも10秒程度のメロディを聞かせる方法が案内されています。blog.google+1
YouTubeやInstagramのBGMを検索できるアプリはありますか?
Shazamでは、周囲で流れている音楽だけでなく、同じ端末上のTikTok、YouTube、Instagramなど別アプリで再生されている曲を認識する方法がApple公式サポートで案内されています。Appleサポート
うまく認識されない場合は、BGMだけが聞こえやすい部分まで戻して再検索するか、歌詞・鼻歌検索を併用するとよいでしょう。
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